ロングテールキーワードとは?SEOに効果的な選び方&ツール5選を解説

ロングテールキーワードとは?SEOに効果的な選び方&ツール5選を解説

自社サイトや商品のランディングページにおいて、効果的にSEO(検索エンジン最適化)を行うためには、ユーザーが検索するであろう「キーワードの選定」が鍵となります。

キーワードには、主に「ビッグ」「ミドル」「ロングテール」の3つがあります。当記事では、中でもSEOの成果につながりやすい「ロングテールキーワード」に注目。適切な選び方やキーワード選定に役立つツール、注意点をご紹介します。

SEO&インタラクティブ動画でつくる新しい顧客体験

SEOにおいてキーワードはなぜ重要か?

SEO(Search Engine Optimization)とは「検索エンジン最適化」のこと。自社の商品・サービスに最適なキーワードを選定し、検索意図に合った質の良いコンテンツを提供し続けることで、Googleなどの検索結果の上位表示を狙う施策です。

検索ユーザーは、上位に表示されているWebサイトから順に閲覧するため、上位に表示されれば自社サイトへの流入増加や、問い合わせ・商品購入などのコンバージョンにつながります。

そして、SEO対策のためにはどのキーワードを選定するかが非常に重要になります。

キーワードとは、ユーザーが調べる際に検索窓に入力する単語のこと。ユーザーがどんなタイミングで、どんな課題や意図を持ち、そのキーワードを検索窓に入力するのかを考え、それに沿うキーワードを考えます。キーワードから汲んだ「ユーザーの検索意図」に沿うコンテンツをしっかりと提供できれば、検索結果の上位に表示されるようになるのです。
SEOにおいてキーワードはなぜ重要か

たとえば弊社の場合は「インタラクティブ動画」に関するサービスを提供していますが、インタラクティブ動画とは何かを知りたいと思って検索しているユーザーに向けて「インタラクティブ動画とは」というキーワードで上位表示されるようにSEO対策をしています。その結果、弊社のことを知らなくても「インタラクティブ動画」に興味をもっている方が検索結果を通じてサイトに訪問し、サービス認知や問合せなどのアクションにつながるという流れを生み出しています。

ロングテールキーワードとは?語源と意味

キーワードは検索ボリュームで分類すると、主に3種類に分けられます。ビッグキーワード、ミドルキーワード、ロングテールキーワードの3つです。

ビッグキーワードとは1単語で検索され、検索される回数が多いキーワードです。ミドルキーワードは、2単語で検索され、ビッグに次いで検索数が多いキーワードです。そして、今回のテーマであるロングテールキーワードは一般的には3単語以上で構成され、検索数はさほど多くないものの他のサイトと競合しにくく、一定数のユーザーから検索され続けるキーワードを指します。

「ロングテール」の語源は、アメリカのChris Anderson氏(クリス・アンダーソン)が提唱した概念です。ロングテール(動物の細くて長いしっぽ)のように、少しずつでも長く売れ続けるような商品の売上額は、売れ筋商品よりも結果的に総額が上回ることから、そうした商品群をロングテールと呼び、重要視されるようになりました。

Webマーケティングにおいても、検索数が少なくても競合が少ないため検索され続けるキーワードをロングテールキーワードと呼び、ビッグやミドルとともに注力すべきキーワードとなっています。
ロングテールキーワードとは?語源と意味

ビッグキーワード・ミドルキーワードとの違い

ロングテールキーワードはビッグキーワードやミドルキーワードと比べると、どのような違いがあるのでしょうか。
ビッグキーワード・ミドルキーワードとの違い
最も大きな違いは、月間検索数です。
ビッグキーワードは月間検索数が1万回以上で、ミドルキーワードは1,000回から1万回、ロングテールキーワードは1,000回に満たない回数とされています。

検索に際しての単語数は、ロングテールの方がビッグやミドルよりも組み合わせて設定する単語数が多くなります。単語数が多くなることで検索意図がより明確になり、他のサイトとの競合性は低くなります。検索意図がより明確になることで、コンテンツの制作難易度も低くなり、またコンバージョン率(コンテンツにより問い合わせや申し込みが行われる率)は高くなります。

<Google キーワードプランナー:月間検索数の違い>
Google キーワードプランナー:月間検索数の違い

これらの違いから考えると、ロングテールはユーザーの検索意図がよりわかりやすく、高いコンバージョン率が見込まれるため、自社メディアの状況によってはビッグやミドルよりも優先して取り組んでいくと効果的だといえるでしょう。

ロングテールキーワードのメリット

ロングテールキーワードには、さまざまなメリットがあります。次の5つのメリットについて、見ていきましょう。

  • 検索意図が読み取りやすく、コンテンツを制作しやすい
  • 検索上位に入りやすい
  • 音声検索と相性が良い
  • コンバージョン率(CVR)が高い
  • 関連記事が複数あるため、回遊率向上も期待できる

検索意図が読み取りやすく、コンテンツを制作しやすい

1つ目のメリットは、検索意図が読み取りやすく、コンテンツを制作しやすいことです。

何かを調べるとき、単に意味を調べるなら「〇〇とは」と入力しますが、より絞り込んだ情報を得たいときは、おのずと複数の単語を入力しませんか?検索単語数が多くなると、ユーザーの検索意図が現れてきます。

例えば「大分県」というキーワードでは、人口、産業、観光など、あらゆる可能性があり検索意図は絞り切れません。「大分県 車」というキーワードの組み合わせはどうでしょうか。これなら多少テーマの範囲は絞られますが、車の販売台数なのか、車での行き方なのか、検索意図はまだはっきりとはしません。「大分県 車 名所」というキーワードの組み合わせなら「大分県の車で行ける名所はどんなものがあるか調べたい」という意図が浮かび上がってきますから、大分県の車で行ける名所についての記事が検索意図だと読み取れます。

検索上位に入りやすい

2つ目のメリットは、検索上位に入りやすいことです。

ロングテールキーワードは、月間検索数が1,000回以下と少ないキーワードですから、検索するユーザーがあまり多くはいないということ。そうすると、ユーザーがそもそも少なければそこを狙っても流入数の大幅増加は難しいと考え、競合サイトも少なくなります。競合サイトという母集団が少ないため、ユーザーの検索意図を満たすしっかりとしたコンテンツを提供すれば、検索上位に入りやすくなる、というわけです。

音声検索と相性が良い

3つ目のメリットは、音声検索と相性が良いことです。

音声検索とは、検索窓に文字を入力するのではなく、機器のマイク機能を利用して声で話しかけることによって検索する方法で、GoogleアシスタントやiPhoneのSiri、AmazonのAlexaなどがその一例です。

音声で検索するとき、キーワードで話す人もいますが、どうしても文章で話す人が多くなります。文章だと文字数が多くなり、拾われるキーワード数が増えますから、ロングテールキーワードを設定したコンテンツが選ばれやすくなるという訳です。

例えば、先ほどの例でいえば、大分県の車で行く名所はどんなものがあるかを音声検索で調べたい人は「大分県」「大分県 車」とは話しかけないでしょう。さらに「大分県 車 名所」と話しかけるよりも、「大分県の車で行く名所は」と話しかける方が自然です。

文章で話しかけることにより、必要なキーワードが自然と盛り込まれるため、組み合わせる単語数の多いロングテールキーワードは音声検索にもヒットしやすいといえます。

Microsoftの2019年の調査では、検索に音声を好む人が57%、文字を好む人が9%、どちらも使う人が34%となりました。米国Perficient社の2020年の調査においても、回答者の55%が「スマートフォンで検索する際音声を利用することがある」と回答しています。今後、音声検索への対応はますます重要になっていくでしょう。

コンバージョン率(CVR)が高い

4つ目のメリットは、コンバージョン率(CVR)が高いことです。

マーケティングカンパニーのConductor社の調査結果によると、3つの大きなオンラインショップを調査の対象に選び、700万件のトラフィックを分析して、1-2単語のキーワードとロングテールキーワード(3単語以上)でコンバージョン率を比較したところ、ロングテールキーワードの方が約2.5倍もコンバージョン率が高いという結果になりました。
ロングテールキーワードの方が約2.5倍もコンバージョン率が高い

Webマーケティングにおけるコンバージョン率とは、ユーザーがWebサイトを閲覧した上でどのくらい問い合わせや申し込みといった行動をしたか、を示す指標です。ロングテールキーワードは、検索単語数が多いため、ユーザーの検索意図がつかみやすく、課題に沿った内容を提案できるため、問い合わせや申し込みにつながっていく、というわけです。

例えば、「英会話 スクール 小学生 新宿」と検索する人について考えてみましょう。小学生くらいまでの子どもを持つ親世代が属性であり、新宿エリアで自分の子どもを英会話スクールに通わせたいという検索意図であると想定できます。もちろん、ほかにもさまざまな人がいろいろな理由で検索していると思われますが、多い割合のユーザーを想定し、そのユーザーに合わせてコンテンツを作り込むことで、コンバージョン率向上につながります。

関連記事が複数あるため、回遊率向上も期待できる

5つ目のメリットは、関連記事が複数あるため、回遊率向上も期待できることです。

回遊率とは、ユーザーがサイトを1回訪問した際に何ページ閲覧したかを表す指標で、PV(ページビュー)数を訪問数で割って算出します。PV数が大きければ大きいほど回遊率が高いということはつまり、ユーザーがサイトの中で、複数の記事を閲覧すれば回遊率が高くなります。

ロングテールキーワードを設定した複数のコンテンツを制作すると、ビッグキーワードやミドルキーワードが重複することになります。そうすると、ビッグキーワードやミドルキーワードにあたるテーマに関心のあるユーザーは、1つのコンテンツだけでなく、そこにリンクを貼られた複数のコンテンツを閲覧してくれます。

この流れができることによって回遊率が高まり、回遊率が高いということはユーザーの役に立つ良いサイトである、とGoogleからの評価も向上していきます。

ロングテールキーワードのデメリット

多くのメリットがあるロングテールキーワードですが、メリットの裏返しによって発生するデメリットもあります。次のデメリットについて、ご紹介します。

  • 1記事から多くの流入数やコンバージョン数は見込めない
  • 他のコンテンツと重複しやすい

1記事から多くの流入数やコンバージョン数は見込めない

1つ目のデメリットは、ロングキーワードで制作した1記事から、多くの流入数やコンバージョン数は見込めないことです。

そもそも、ニッチなテーマで月間検索数が少ないことが前提のキーワードのため、コンテンツへの流入数も少ない状況となります。流入数が少ないということは、たとえコンバージョン率が高いとしても、コンバージョン数も少なくなってしまいます。

対策としては、記事数を増やして、複数の関連記事を用意し、流入数と回遊率を増やすことが挙げられます。

他のコンテンツと重複しやすい

2つ目のデメリットは、他のコンテンツと重複しやすいことです。

複数の記事を制作する過程できっちりと管理しないと、記事同士が類似してしまいます。1つのサイト内に類似した記事があると、せっかくのアクセスがあっても流入数が分散したり、Googleからの評価が分散して上位に表示されにくくなったり、ユーザーが「同じような記事が多い」と感じて離脱したりしてしまうなど、勿体ない事態になります。

対策として、記事数を増やすことは重要ですが、量にばかり気を取られていると、重複していることに気づかなくなるため、きちんとキーワードやタイトル、コンテンツ内容を管理するようにしましょう。

ロングテールキーワードの選び方:5ステップ

ここからは、ロングテールキーワードの選び方を、5つのステップに分けてご紹介します。

  • サイトのペルソナ(顧客像)とカスタマージャーニーを作成する
  • ペルソナの興味・関心に合わせて、ロングテールキーワードを検討する
  • 競合のキーワードを参考にして、発想を広げる
  • SEOキーワードツールを使って、検索ボリュームや難易度、サジェストワードを調べる
  • ロングテールキーワードを絞り込む

ステップ1:サイトのペルソナ(顧客像)とカスタマージャーニーマップを作成する

まず、Webサイトのコンテンツが対象とする「ペルソナ」と、そのペルソナがコンテンツとの接触をきっかけに体験するであろう「カスタマージャーニーマップ」を作成しましょう。

ペルソナとは顧客像のことで、実在しそうな人物を考えます。商品やサービスは「30代女性、会社員」といったターゲットを想定して開発や宣伝を行いますが、そのターゲットをさらに掘り下げて、家族構成や趣味、使用するデバイスなど、具体的に一人の人物を描き出して作ります。
サイトのペルソナ(顧客像)とカスタマージャーニーマップを作成する

ペルソナを作成することで「どんな時間帯にどのデバイスを閲覧するのか」「どんな目的で情報検索するのか」といった具体的な想定を行いやすくなります。

次に、作成したペルソナが商品について体験するであろうカスタマージャーニーマップを作ります。これは、顧客が商品・サービスの認知から購入後までの体験の流れを、旅の過程のようにとらえた表です。表の横軸には、認知・情報収集・比較検討・申込・継続といった段階を表示し、縦軸には、段階ごとの顧客の行動・接点・感情・対応策などを表示するものです。

ペルソナが商品について体験するであろうカスタマージャーニーマップ
カスタマージャーニーマップにより、例えばこのペルソナが各段階で「週末の夜に、子どもが英会話に興味があることを妻から聞き、英会話スクールを検索する」「各英会話スクールの評判や料金、自宅からの距離を調べる」「無料体験授業に申し込む」といった具体的な検索意図を想定できます。

関連記事:【初心者向け】カスタマージャーニーマップの作り方を7ステップでわかりやすく紹介!
関連記事:カスタマージャーニーに必須の「ペルソナ」の作り方とポイントを徹底解説!

ステップ2:ペルソナの興味・関心に合わせて、ロングテールキーワードを検討する

次に、設定したペルソナの興味・関心に合わせて、ロングテールキーワードを検討しましょう。商品やサービスから、軸となるビッグキーワードをまず決めます。そこから、ペルソナの関心や課題に沿って、ロングテールキーワードの候補を出しましょう。

できるだけコンバージョンにつながるようなキーワードを探すためには、次のようなヒントを考えてみてください。

・営業担当者にヒアリングしてみる
自社の営業担当者に、どのような顧客がどんな課題や興味を持っているかを聞いてみましょう。・顧客インタビューを行う
自社のサービスを利用した顧客に、アンケートやインタビューを行い、サービスを利用したきっかけなどを聞いてみましょう。・ペルソナに近い人にヒアリングしてみる
身近な人の中でペルソナの条件に近い人に、テーマについてどんな関心があるかヒアリングしてみましょう。

・マインドマップで関連キーワードを整理する
マインドマップ(テーマについて連想することを枝分かれしながら自由に書き出すことで思考を可視化するもの)を利用して関連キーワードを洗い出し、分類して整理してみましょう。

ステップ3:競合のキーワードを参考にして、発想を広げる

ある程度キーワードを抽出したら、競合となるWebサイトのキーワードを参考にして、さらに発想を広げましょう。

まずはロングテールキーワードで検索し、検索上位にあるWebサイトのコンテンツを見てみましょう。タイトルには必ずキーワードが入っていますから、記事一覧を見るとキーワードが一覧できます。それらのキーワードのうち、洗い出したロングテールキーワードと重複していないもので、自社の商品やサービスに関連のあるキーワードがあれば参考にできます。そこからさらに発想を広げて、できる限り挙げてみましょう。

ステップ2では、自社の視点からキーワードを検討し、ステップ3では、競合との比較からキーワード候補をピックアップ。次のステップ4では、ツールを活用して網羅的にキーワードを洗い出します。このように、視点を変えることにより、現段階で押さえておくべき重要なキーワードが抜け漏れなく洗い出せるというわけです。

ステップ4:SEOキーワードツールを使って、検索ボリュームや難易度、サジェストワードを調べる

次は、SEOキーワードツールを使って、洗い出したキーワードの検索ボリュームや難易度、サジェストワードを調べましょう。キーワードツールとは、キーワードを入力すると、次のような情報を得ることができるものです。

ツールを活用すれば、たとえば、以下のようなデータを取得できます。

月間検索数 その検索語で1ヶ月間にどれだけの検索が行われているかを表す数値
サジェストワード 検索キーワードの後ろにスペースを入力すると自動で表示される「検索候補」の単語
関連キーワード Googleの検索結果の下部に表示される単語
共起語 あるキーワードと同時もしくは頻繁に出現する単語
類語、同義語 表記や発音などは異なるが意味が同じ単語

サジェストワードや関連キーワードは、ユーザーの検索意図を把握し、適切なコンテンツを制作するのに大いに役立ちます。
SEOキーワードツールは、無料のものも有料のものもあり、自社の状況に合わせて活用するとよいでしょう。次の章でおすすめのSEOキーワードツールを5つご紹介します。

ステップ5:ロングテールキーワードを絞り込む

最後のステップでは、いよいよロングテールキーワードを絞り込みましょう。

ステップ2、3、4で候補となったキーワードのうち、どれを優先してコンテンツ制作していくかを決めます。

ステップ4で、ツールによって洗い出したキーワードは、ペルソナやカスタマージャーニーマップに基づくものではないため、検索数がたとえ高いワードであっても、ペルソナや想定される検索意図に沿うものであるかどうか、慎重に検討する必要があります。

もう一つ重要な視点としては、自社の商品やサービスのバリュープロポジションと合致するキーワードかを検討することです。バリュープロポジションとは価値の提案という意味であり、他社には提供しにくい「自社ならではの価値」を指しています。例えば、英会話スクールで、短期間で会話力を身につけることが特色となっているなら「英会話 スクール 料金」よりも「英会話 スクール 短期間」のロングテールキーワードが優先すべきと考えられます。

ペルソナや検索意図、自社商品のバリュープロポジションと親和性の高いキーワードほど、コンバージョンにつながりやすくなりますから、それらを優先的に絞り込むとよいでしょう。

ロングテールキーワードを選ぶ際に役立つツール5選

ロングテールキーワードを選ぶ際に役立つツールには、どんなものがあるでしょうか。無料のものから有料のものまで、特にロングテールキーワードの選定に役立つ機能があるものを5つ、厳選してご紹介します。

  • キーワードプランナー
  • ラッコキーワード
  • サクラサクラボ
  • MIERUCA
  • Ahrefs

 

キーワードプランナー(無料)

キーワードプランナー(無料)
提供元:Google広告

キーワードプランナーは、Google広告が提供する広告運営のツールです。無料プランであれば、検索数や検索数の推移を1000~10000などの単位でつかむことができますので、ロングテールとして設定したキーワードの検索数などを把握し、それを手がかりに今後のWebサイトのSEOをどうするか方針決定していきたい企業におすすめ。

ラッコキーワード(無料)

ラッコキーワード(無料)
提供元:ラッコ株式会社

ラッコキーワードは、ラッコ株式会社が提供する、無料プランもありつつ有料プランも月額990円から2475円、4950円、9900円と選択肢の豊富なツールです。無料であってもキーワードの調査や見出し語、共起語(キーワードと同時、もしくは頻繁に使用されるワードのこと)の取得ができ、有料であれば、月間検索数や競合の検索流入キーワードなどが取得できます。ロングテールキーワード選定に役立つサジェストプラス機能が月額990円から使用できますので、個人起業家から大企業まで幅広いニーズがあります。

サクラサクラボ(無料)

サクラサクラボ(無料)
提供元:サクラサクマーケティング株式会社

サクラサクラボは、サクラサクマーケティング株式会社が提供する、無料の高機能ツールです。月間検索数や関連語調査ツール、キーワード選定ツールなど、ロングテールキーワード選定に役立つ機能が豊富です。ツールで取得したデータを自ら分析しSEOに活かしていける、ある程度コンテンツマーケティングに慣れている企業におすすめ。

MIERUCA(有料)

MIERUCA(有料)
提供元:株式会社Faber Company

MIERUCA(ミエルカ)は、株式会社Faber Companyが提供する、コンテンツの課題を見える化するツールです。狙いたいキーワードの検索市場の大きさや、競合サイトの流入キーワード、検索回数の推定などのデータを取得できます。ユーザーがサイトのどこを閲覧しクリックしているかをヒートマップ(赤や青などサーモグラフィのような熱量で表すこと)で可視化するなど、提供されるデータがわかりやすいので「サイトのSEOに力を入れてきたけれど、課題が見えていない」とお悩みの企業におすすめのツールです。

Ahrefs(有料)

Ahrefs(有料)
提供元:Ahrefs社(シンガポール)

Ahrefs(エイチレフス)は、シンガポールに本社を構えるAhrefs社のツールで、世界で60万のユーザーが使用しています。競合サイトの上位表示コンテンツからキーワードを分析したり、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアで話題のコンテンツを調査したり、関連キーワードの上位表示難易度を把握したりといった、多角度からのデータを取得できます。必要な項目が一画面にまとめられるなど使い勝手がよく、スピーディにデータを分析しSEOに取り組んでいきたい企業に向いたツールです。

キーワードツール比較表

ご紹介したツールをまとめてみました。自社に合ったツールを活用してみてください。
キーワードツール比較表

ロングテールキーワードの注意点

最後に、 ロングテールキーワードに基づくコンテンツを制作した後に、どんなことに注意してコンテンツをフォローアップしていくべきかをご紹介します。

  • 関連する記事どうしを内部リンクでつなげる
  • 「成果」を計測し、必要に応じてリライトする
  • キーワードの「検索意図」を満たすコンテンツを提供し続ける

関連する記事どうしを内部リンクでつなげる

コンテンツを掲載した後、関連する記事どうしを内部リンクでつなげましょう。

複数の記事を掲載したら、それぞれの記事の中で「ここは詳細な説明のある他の記事も読んでほしい」と考えられる箇所に記事のリンクを貼ります。その記事を読むユーザーにとって必要な情報であれば、適切な箇所にどんどん挿入しましょう。

同じサイトですから、別々の記事であっても同じ専門用語で説明する場面が出てきます。その専門用語を例えば「Aとは?」というタイトルの記事で詳しく説明してあれば、「Aとは?」記事を他の記事で引用できます。

内部リンクで記事どうしをつなげることでPV数が上がり、回遊率が向上するメリットがあります。

ただし、本文よりもリンクの方が多いと「ただのまとめ記事だな」という印象になり、離脱につながります。1つの記事の中に〇〇個までに抑えるという上限はありませんが、必要十分な数にする方がよいでしょう。また本文下部のCTAの上に設置してしまうと、CVの妨げになることも感がられるため、CTAのすぐ近くには設置しないように気を付けましょう。

「成果」を計測し、必要に応じてリライトする

コンテンツの成果を計測し、必要に応じてリライトしていきましょう。

記事を制作した後は、記事による成果を確認します。GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどのツールで、PVや直帰率・離脱率・滞在時間、キーワードの表示回数、コンバージョン率を定期的に計測。計測した数値であまり変化が見られない場合は、記事の流れにわかりにくさはないか、バリュープロポジションが十分に提示できているか、内容を見直してリライトしましょう。

また、10~20位など比較的検索上位に入っているが、TOP10に入らない記事などについては、TOP3の競合記事と比較し、ユーザーの検索意図の分析においてズレはないか、漏れている項目がないかなどを見直し、より上位を狙えそうなものはリライトして改善を図ります。

検索上位になかなか表示されない場合は、自社サイト内の他記事と内容が類似していないか見直しましょう。これは、カニバリゼーション(共食い)と呼ばれ、同じ生産者が同じような商品を売り出した結果、競合してどちらかの商品が売れなくなってしまう状況のことです。Webマーケティングにおいては、自社サイト内の記事どうしが類似してしまい、どちらかしか閲覧されない状況になっていることを指します。この場合は、どちらかを削除するかリライトするか判断しましょう。

キーワードの「検索意図」を満たすコンテンツを提供し続ける

コンテンツ制作後も、記事がユーザーの検索意図を満たすものであるかを定期的に見直し、別のロングキーワードによる記事を制作する方が望ましい場合は、新たな記事を追加しコンテンツを提供し続けていきましょう。

もし、検索上位に表示されているとしても、コンテンツがペルソナの検索意図を満たすものになっていなければ、肝心の商品やサービスへのコンバージョンにつながっていきません。

競合サイトにはない、課題解決の論拠となる独自情報やオリジナルの図表を盛り込むと、より説得力が増します。また、バリュープロポジションを効果的に表現する手法として、動画が適しているケースもあります。例えば、教室でのレッスンの様子、マンションの部屋からの眺望といった、自社の商品やサービスの魅力を動画で表現すると伝わりやすい場合は、記事内に動画を配置するとユーザーのページ滞在時間が長くなります。

「自分がユーザーなら魅力を感じるか?」という視点で客観的にコンテンツを見直し、より良いコンテンツを提供しましょう。

まとめ

この記事では、WebサイトのSEOに効果的なロングテールキーワードについて、メリットやデメリット、コンバージョンにつながる選び方などを解説しました。

ロングテールキーワードは単語数が多く、ペルソナが検索する際の検索意図を把握しやすいため、コンテンツの精度がよくなり検索上位に入りやすいものです。ただ、月間検索数が少ないキーワードですから、記事数を増やすことでコンバージョンを上げていく必要があります。

記事掲載後も内容を見直し、内部リンクやオリジナルの情報を増やしたり、もっと魅力が伝わる手法があればそれを採用したりして、さらにユーザーに役立つコンテンツにしていきましょう。

SEO&インタラクティブ動画でつくる新しい顧客体験

執筆者
黒谷 純子

MIL株式会社 マーケティング

大学卒業後、編集プロダクション等を経て、人材サービス企業のマーケティング職に従事。2021年3月よりMIL株式会社に入社し、現在は自社サイトやMILblogの企画・ディレクション・執筆等を担当している。
Twitter : https://twitter.com/MIL29292841

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