SEOとは?初心者にもわかりやすく仕組みや主要な対策を解説!

SEOとは

SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、日本語にすると「検索エンジン最適化」。検索エンジンの仕組みを理解し、自社のターゲットユーザーに検索で見つけてもらい、WEBサイトを訪問してもらえるように対策することを意味しています。

サイトへの流入を増やし、売上アップを図りたいとお考えの方に向けて、当記事では、SEOとは何か?ターゲットユーザーに見つけてもらうために、どのようなことをするのか?を初心者にもわかりやすく解説していきます。

SEO&インタラクティブ動画でつくる新しい顧客体験

SEOとは?~目的・メリット・デメリット~

SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、日本語にすると「検索エンジン最適化」。つまり、検索エンジンの仕組みを理解し、自社のターゲットユーザーに、検索で見つけてもらい、WEBサイトを訪問してもらえるように対策をすることです。SEOによりサイトへの流入を増やし、コンバージョンや売上アップにつなげていきます。

SEOの目的

SEOの主な目的は、次の3つです。

  • 問い合わせを増やす
  • 商品・サービスを販売する
  • 企業や商品・サービスの認知度を上げる

前述の通り、SEO対策をして、自社の商品・サービスに最適なキーワードを選定し、対策をすることで、Googleなどの検索結果の上位表示が可能となります。

皆さんが検索する場合にも、上位の記事からクリックしますよね?つまり、検索結果の上位に表示されることで、クリックによる検索流入が増加。その結果、より多くの方にWEBサイトを訪問していただけるようになって、問い合わせ(資料請求や相談)・販売・認知の機会が増えるという仕組みなのです。

seo検索画面
たとえば弊社の場合は「インタラクティブ動画」というキーワードで上位表示されるようにSEO対策をしており、その結果、弊社のことを知らなくても「インタラクティブ動画」に興味をもっている方が検索結果を通じてサイトに訪問し、サービス認知や問合せなどのアクションにつながるという流れになっています。

SEOのメリット

次は、SEO対策をするメリットについて考えてみましょう。

まず1つ目は、検索流入が見込めるということ。

目的でも触れたように、ターゲットユーザーに対して適切なキーワードを選定できれば、商品・サービスの名称を知らなくても、WEBサイトを訪問してもらえます。

2つ目は、広告よりも費用対効果が高いことです。

これは、記事の作り方にもよりますが、社内で記事を制作した場合、人件費等を考慮してもせいぜい数万円でしょう。それに対して、広告を作り、出稿する費用は安くて数万円、出稿する規模(期間・出稿量)によっては数十万円かかります。代理店に依頼をした場合は、広告運用の手数料も発生するので、SEOのほうが費用対効果の高いことは明白です。

3つ目は、良質な記事はお客様を自動で呼び込む資産になるという点。

「記事が資産?」と、ピンとこない方もいるかも知れません。でも、SEO対策をした良質な記事が、検索結果の上位に表示され続けるということは、自動的な集客の仕組みを作るのと同じ。定期的なメンテナンスは欠かせませんが、お客様を自動的に連れて来てくれるという点で、資産価値があるといえるのです。

SEOのデメリット

ここまで読むと、なんだか良いことばかりのようなSEOにも、デメリットがあります。代表的なものは次の2つです。

・効果があらわれるまでに数ヶ月単位の時間がかかる
・対策を間違うと、検索意図が違うユーザーばかりで成果につながらない

SEOでは、良い記事を書いたとしても、いきなり上位に表示させることはできません。上位表示させるためには、多くのユーザーに記事を訪問してもらい、記事がじっくり読まれたり、資料請求をされたりするなど、役に立つことが重要。それをGoogleが評価して初めて、順位がつくのです。

そのため、記事を作ったらメルマガやHP、SNSで紹介して、まずは読者を増やしましょう。読者のページ内での行動を分析して、ページを改善することも欠かせないため、数ヶ月単位で時間がかかります。

また、対策を間違えると予期せぬユーザーが訪問。そして、「思っていたのと違う」と、すぐにページを閉じてしまい、Googleの評価を下げる結果となったり、ページのコンバージョン率の低下の原因にもなったりします。

SEO対策をするときに知っておくべきGoogleの考え方

検索サイトはいくつかありますが、SEO対策は、最もユーザーの多い「Google」を前提として進めておけば、間違いありません。そして、SEO対策をする上で、担当者がまず押さえるべきは、Googleの考え方が示された、SEOスターターガイドです。

これを無視して、検索上位の表示を目指すことは、普段着で雪山登山に行くのと同じくらい無謀といえるでしょう。日本向けには、日本語が用意されているので、ぜひ目を通してみてください。

ユーザーファーストとは?

google
引用元:about.google

上の画像はGoogleの企業理念。ユーザーにとって快適な検索体験を提供することが、Googleの社会使命であるという内容です。

つまり、SEO対策は「Googleの検索アルゴリズムを理解し、攻略する」という考えだけではダメ。Googleを利用している「ユーザーにとっての利便性」を重視して、行わなければなりません。

ここ数年、業界でSXO(Search eXperience Optimization=検索体験最適化)という言葉も使われるようになってきているのも、その現れといえるでしょう。

SEOでGoogleが重視している10項目

Googleは、「Google が掲げる 10 の事実」として、次の10項目を掲げています。

1)ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2)1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3)遅いより速いほうがいい。
4)ウェブ上の民主主義は機能する。
5)情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6)悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7)世の中にはまだまだ情報があふれている。
8)情報のニーズはすべての国境を越える。
9)スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10)「すばらしい」では足りない。

引用元:about.google

10項目の中から、特にSEOに関連する2項目を抜粋して解説します。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

こちらは前述の、ユーザーファーストと同じことを意味しています。10の事実の1番目に掲げていることからも、ユーザーを重視しているとわかりますね。

5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。

「モバイルファーストインデックス(MFI)」という言葉を耳にしたことがある方もいるかしれません。スマホの普及に伴って、Googleが2018年3月から、WEBサイトの評価をパソコン用のサイトから、スマホ用のサイトに移行しはじめました。そして、2021年4月からは、全面的にスマホ用のサイトが評価の基準になっています。

他の項目についても、GoogleのWEBサイトで詳しく解説されていますので、ぜひご覧ください。

Googleのアルゴリズムの変化をチェックする方法

時間と共に、Googleのアルゴリズムは変化をしています。その変化は小さなものから、大きなものまで、日々、ユーザーにとってよりよい検索体験を提供するために、アップデートが繰り返されているのです。膨大な量になるため、ひとつひとつを把握することは不可能ですし、その必要もありません。

しかし、自社のサイトの順位変動に大きな影響を与えるものについては、知る必要があります。そのためのオススメの情報収集方法をご紹介します。

1:Google検索セントラルブログをチェック(RSSフィード、Twitter、You Tubeチャンネル登録)

Googleでは、複数のアルゴリズム更新が絶えず進められています。正確な情報はGoogle 検索セントラル ブログから入手しましょう。Google 検索セントラル ブログでは、Google 検索のコア アルゴリズムの公式最新情報、Google 検索の新しい機能のお知らせ、SEO のベスト プラクティスなどが紹介されています。お気に入りのフィード リーダーで RSS フィードに登録すれば、常に最新情報を入手できます。
googleセントラルブログ
引用元:Google検索セントラルブログ

2:SEOのトレンドを解説している媒体をチェック(YouTubeチャンネル・Twitter・メルマガ登録等)

SEO専門の企業によるトレンド情報を得るのも良いでしょう。中でも、株式会社Faber Companyが運営しているYouTubeチャンネル「ミエルカ(MIERUCA)チャンネル」は、専門家の知見を交えながら、最新のSEO情報を分かりやすく解説しています。
ミエルカチャンネル
引用元:ミエルカチャンネル

その他、Twitterで専門家をフォローして海外や他社の最新情報なども合わせてチェックすると良いでしょう。まずはどれか1つでも試して、ご自分に合うものを定着させてみてください。

SEO対策の主要な3種類

ここまでは、主にマーケティングの視点からSEOの考え方を解説してきました。ここからは、SEO対策として主な3種類をピックアップし、技術的な内容にも触れていきます。

SEO対策の主要な3種類

SEO内部施策

自社のWEBサイトを、Googleが認識しやすいように作ることを「内部施策」と呼びます。具体的には、WEBサイトを構成しているHTML言語を、Googleのガイドラインに対応させるのです。

Googleは「ウェブマスター向けガイドライン」を公開しており、Googleがページを検出しやすくするために、手助けする方法が書かれています。主な対象はエンジニアですが、マーケティング担当者も記事の制作に関わるのであれば、目を通しておきましょう。

SEO外部施策

前述の内部施策の逆で、自社のWEBサイト以外からのリンクを獲得することが、重要視されています。これを「被リンク」と呼びます。

皆さんも、良い記事(コンテンツ)を見つけたら、リンクを貼ってSNS等でシェアや紹介をすることがありますよね?つまり「他のサイトからのリンクの多さ=ユーザーの役に立つ有益なコンテンツである証」とGoogleから判断されるのです。

新しいコンテンツを公開しても、自社サイトに掲載しただけではアクセスは増えません。公開したことを、SNSやメルマガで積極的に訴求するだけでなく、プレスリリースや広告などを使って、より多くのユーザーの目に触れるようにしましょう。

コンテンツSEO

「コンテンツSEO」とは、ターゲットとなるお客様が検索しそうな言葉(検索キーワード)を選び、その検索意図に沿ったコンテンツを作ること。マーケティング担当者にとって、最も重要度の高いSEO対策といえます。

コンテンツを作る上では、Googleの検索品質評価ガイドラインが非常に参考になりますが、こちらは英語版のみが公開されています。最新版の要点として、以下2点をご紹介します。

◆ページ品質:E-A-T

ページとはコンテンツのことで、記事の内容の品質に関して言及されています。特に「E-A-T」が重視され、それぞれExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)を意味し、WEBサイトごとの専門性が問われています。

ページ品質 E-A-Tとは

例えば、弊社が動画マーケティングの専門家として、この記事のようなマーケティングに関するコンテンツを提供することは、E-A-Tに沿っているといえます。しかし、唐突にグルメ情報のコンテンツを提供したら、どうでしょうか?アクセス数の少ない、役に立たないコンテンツとしてGoogleに評価すらされないでしょう。

そのため、サイトの管理者やコンテンツの執筆者の情報も評価の対象になるといわれています。

◆YMYL

「YMYL」とは、Your Money or Your Lifeの略で、ユーザーの人生や生命に大きく関わるテーマ(幸福・健康・お金・安全)を扱うときには、特に注意が必要だと書かれています。

YMYLとは

広告掲載に関しては規制が厳しくなっていますが、企業や個人のサイトでは、掲載をコントロールできないことから、自社で責任をもって管理する必要があります。YMYLに関するコンテンツについては、専門家の監修を受ける、情報の根拠を提示するなど、E-A-Tも意識して制作しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。初心者には、少し難しい部分もあったかもしれません。でも、SEO対策の基本は、検索エンジンの向こう側にいるユーザーの役に立つこと。これを第一に考えながら、しかるべき対策を行っていけば、成果に繋がります。基本をしっかり押さえて、SEOに取り組んでみてください。

SEO&インタラクティブ動画でつくる新しい顧客体験

執筆者
黒谷 純子

MIL株式会社 マーケティング

大学卒業後、編集プロダクション等を経て、人材サービス企業のマーケティング職に従事。2021年3月よりMIL株式会社に入社し、現在は自社サイトやオウンドメディア「MIL blog」の企画・ディレクション・執筆等を担当している。
Twitter : https://twitter.com/MIL29292841

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