診断コンテンツの作り方を徹底解説!企画・ロジック・事例3選をご紹介!

「診断コンテンツを作成したい」と考えている企業の担当者に向けて、診断コンテンツの作り方をわかりやすく解説します。診断コンテンツをサイトに設置することで期待できる効果や、設問の企画・ロジックや診断結果の作り方、診断コンテンツに向く商材などを詳しくご説明します。また3社の診断コンテンツの事例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

インタラクティブ動画資料

診断コンテンツとは?

「診断コンテンツ」とは、Webサイトの訪問者(ユーザー)が複数の質問に回答し、その回答内容に応じた診断結果を表示させる「ユーザー参加型コンテンツ」のことです。

期待できる効果

診断コンテンツには、主に以下のような効果があります。

◆見込み顧客の獲得
診断コンテンツは、読み物コンテンツよりもエンタメ要素が強く、また形式ばった「アンケート」よりも参加ハードルが低く気軽に参加していただけるため、顧客の獲得につながりやすいという特徴があります。

◆SNSシェア・認知拡大(PV獲得)
ゲーム感覚で楽しみながら回答し、最終的に表示された診断結果に納得感や面白味があれば、「面白い診断があるよ」と、SNS等でのシェアによる認知拡大も期待できます。サイトのPVや回遊率アップにもつながります。

◆ブランドや商品・サービスの理解を深め、購買活動を促進する
診断コンテンツでは、設問の中にブランドや商品・サービスについて自然にPRでき、理解を深めることができます。ユーザー自らが選んだ診断結果を提示することで、納得感を醸成した上で購買行動を促進できます。

◆データ収集
診断コンテンツの回答データを蓄積・分析し、ユーザー分析に役立てることができます。

診断コンテンツに向いている商材

診断コンテンツは「ユーザーの困りごとを解決する」という側面があるため、「個人によって悩みやニーズが異なる商材」や「比較的高額や長期間利用する商品・サービスで選択の難しい商材」のプロモーションに向いています。

また、男性よりも女性のほうが占いや診断を好み、良いと思ったものを友人とシェアしたい傾向が強いので、女性向け商材は全般的に相性が良いといえます。

<商材例>
・コスメ
・健康食品
・美容サロン
・スクール
・資産運用
・保険
・不動産(住宅購入、賃貸物件、リフォーム) 
・自動車 など

診断コンテンツの形式(3種類)

自社の診断コンテンツを作成する前に、診断コンテンツの形式を見ておきましょう。大きくは以下3つのパターンに分かれます。診断コンテンツの目的に合わせて、自社に最適な形式を選びましょう。

  • 1問1画面形式
  • チェックシート形式
  • ステップ形式

1問1画面形式


1画面につき1つの質問を表示して、回答してもらいます。前後との関連性が低い質問でも直感的に回答できるので、ユーザーは悩むことなく、スピーディーに回答ができます。次にどのような質問が来るのか、というゲーム性もあり、期待を高めることもできます。

<メリット>
・設問が少なくても、見栄えが良い
・ユーザーに回答の負荷がかからず、離脱防止ができる

チェックシート形式


設問を一覧で提示し、それぞれに対してYes/Noや、そう思う/そう思わない/わからないなどの選択肢にチェックをしてもらいます。細かく項目を設定したい場合や、設問が多い場合には、チェックシート形式がおすすめです。

<メリット>
・項目を細かく設定することで、診断の精度を高められる
・設問数が多くても、ユーザーに回答負荷がかからない

ステップ形式


1問答えると、下に次の質問が表示される形式です。

<メリット>
・1問1画面形式とは異なり、前画面に戻らず、同じ画面上で回答を変更できる
・設問が多くなっても、テンポよく回答できる

診断コンテンツのロジック(2種類)

次は、診断結果を提示するときの裏側のロジックを解説します。ロジックは主に以下の2パターンに分かれます。診断コンテンツの結果に合わせて、ロジックを選びましょう。

フローチャート式

フローチャート式では、回答結果によって、質問を分岐させ、診断結果を導きます。

<メリット>
回答結果に応じて必要な質問を系統立てて分岐させているため、診断結果の精度が高まります。質問と回答の選択肢が増えれば増えるほど、診断結果のパターンも増えるため、診断結果にバリエーションをもたせて色々な商品・サービスをすすめることができます。
<デメリット>
回答のパターンが複雑になるため、診断結果に矛盾が生じないよう工夫が必要です。ただし、回答の組み合わせによっては同じ結果にしてもよいので、商品・サービスのアイテム数が少ないからといって、あきらめる必要はありません。

得点形式(ポイント形式)

得点形式では、先ほどのフローチャート形式とは異なり、質問内容は固定にします。回答結果によって、付与する点数を決めておき、点数の合計で診断結果を導きます。多くの場合、選択肢の数に合わせて、0〜3点程度の範囲で強弱をつけて集計します。診断結果の精度がそれほど求められない、お楽しみ系のコンテンツに向いているといえます。

<メリット>
得点の集計により結果を出すため、診断が簡単
<デメリット>
1つ1つの回答内容を診断結果に反映できないため、診断結果の精度が低くなる

診断コンテンツの作成手順&ポイント

診断コンテンツの仕組みがわかったところで、診断コンテンツ作成をしてみましょう。頭の中で考えるだけではなく、実際に書いてみることをおすすめします。

STEP1:企画

まず、目的を明確にして、KPIを設定します。現状、課題に感じていることを書き出し、どんな診断コンテンツを使えば、どう解決できるのか?得られる効果についても考えてみましょう。

現状と比較しながら具体的な数値を設定し、効果測定ができるようにしておきます。例えば、以下のような目的が考えられます。

  • 新規のサイト訪問数(PV数)を増加させる
  • 面白いコンテンツで話題になり、SNSでの拡散やメディアでの露出を上げる
  • ユーザーの回答データを収集し、新商品の開発に活かす
  • サイトからの問い合わせ・資料請求など、CV(コンバージョン)を増加させる
  • 売上向上

STEP2:構成・テキスト

診断の内容と構成を一度書き出し、適切な設問数や内容を検討します。ポイントは、最後に表示したい診断結果から、逆算して考えていくことです。結果に導くために必要な設問を考えてから、設問の順番を決めます。

STEP3:形式とロジック

設定した目的に合わせて、形式、ロジックを選びます。最後に表示したい診断結果を頭の中に置きながら、ユーザーに楽しんでもらうためにどうしたらいいかを考えていきます。この段階は、1人でやるよりは、2人以上でシミュレーションしながら検討することをおすすめします。

STEP4:デザイン

「診断開始」と「結果画面」のデザインには、ユーザーが楽しめる工夫を加えましょう。診断開始の画面では、思わず回答したくなるようなキャッチコピーとデザインが不可欠です。SNSからも集客したいのであれば、SNS映えすることも意識します。

また診断結果の画面にも、回答者が自然と次の行動に移れるよう工夫します。例えば、購入ボタンを設置して通販サイトを訪問させたり、「結果をシェアする」というボタンでSNSのタイムラインに投稿できるようにしたりする他、メールアドレスやLINE公式の登録を促して、潜在顧客になってもらうという方法もあります。

STEP5:プログラム

アイデアが固まってきたら、実際にプログラムを作ってみましょう。プログラムは制作会社への依頼の他、無料ツールなどを使って自社でも簡単に作ることが可能です。完成したら、診断結果に矛盾がないか、エラーがないかなど、運用前に全ての回答パターンを入念に確認しましょう。

診断コンテンツの事例3選

以下、診断コンテンツを展開した3社の事例をご紹介します。

ライフネット生命「あなたにぴったりの保険診断」

こちらはテレビCMでもおなじみの、ライフネット生命保険株式会社による診断コンテンツです。結果画面には、「編集して保障金額の増減をシミュレーションする」「保険に申し込む」「相談を申し込む」「資料請求する」「電話する」「結果をメール送信する」といった6つのゴールが用意されており、見込み顧客の獲得と売上促進を目的としているコンテンツだと推測できます。

引用:ライフネット生命「あなたにぴったりの保険診断」

最初に、生年月日・性別を入力したら、チェックシート形式の9つの設問に「はい/いいえ」で回答し、診断結果には、おすすめの保険プランがいくつか表示されます。フローチャート式ですが、回答結果によって、診断結果が複数提示されるという特徴があります。

保険というのは、個人の家族構成や資産によっても違うため、家族やこどもにどんなお金(生活費、教育費、葬儀代)を遺したいかを回答していきます。診断精度を上げるための工夫として、「教育費」の項目であれば、教育費の目安を知ることができる「ミニコラム」が添えられていて、一人でも回答がしやすくなっています。

キャリタス就活「キャリタスQUEST」

株式会社ディスコが運営する新卒就職支援サイト「キャリタス就活」の診断コンテンツです。人気ゲームをオマージュしたストーリー仕立ての1問1画面形式で、20の設問に回答します。20問は少し多い気もしますが、「Yes/No」に加えて「どちらでもない」が選べるので、スムーズに回答できます。またキャラクターが「あと半分じゃ」など進行目安を教えてくれ、離脱防止にもなります。


引用:キャリタス就活「キャリタスQUEST」

就職活動をする学生がメインターゲットなので、診断結果としては「キャラクター」と自己分析に役立つ「性格診断」が表示され、SNSでシェアできるようになっています。「おすすめの働き方」を見るためには、会員登録が必要となっており、会員登録を促進しています。

目的は、見込み顧客の獲得と、SNSシェアによる認知拡大(PV獲得)です。キャリタスは就活生以外の就職・転職支援もしているため、社会に出る早い段階で「仕事探し=キャリタス」というブランディング活動も同時に実現しています。

脱毛サロン4社「脱毛診断 あなたにピッタリのサロンはどこ?」

最後に、最新の診断コンテンツ手法として、インタラクティブ動画(触れる動画)を使った診断コンテンツをご紹介します。

インタラクティブ動画MIL(触れる動画とは、「視聴者がタップ・クリックができる仕掛けを組み込んだ動画」のことです。従来「視聴のみ」で終わっていた動画の中に「仕掛け」があることで、今までにない動画マーケティングを実現できるようになります。インタラクティブ動画は双方向コミュニケーションができるため、特にコンバージョン獲得を目的とした診断コンテンツと、大変マッチしています。

以下では、インタラクティブ動画MILを用いて作られた、脱毛サロン・クリニックの「診断コンテンツ」の事例をご紹介します。ぜひ実際の動画を触って、ご体験ください。

1問1画面形式ですが、動画なので静止画コンテンツとは違って動きがあり、選んだ回答に対して、反応があるのも楽しいです。また、「光脱毛」や「医療脱毛」といった、初めてのユーザーが回答に悩むような難しい言葉には、補足情報をポップアップするボタンもあり、全3問があっという間に完了します。

最後の設問に回答すると「そんなあなたにぴったりなサロンは...」という文言の後、回答内容に応じた「最適なクリニックの紹介動画」が再生され、脱毛の料金や所要時間、施設内の写真や使用する器具などが動画で表示されます。気分が高まったタイミングで、動画内にカウンセリングの申し込みボタンが表示されるので、他のサイトに遷移させずに申込までシームレスに完結できます。

この動画は、主にInstagramのフィード、ストーリー上に配信されました。同じ内容で、静的LPとインタラクティブ動画の2種類を展開したところ、いずれもインタラクティブ動画のほうが高い数値となりました。

●静的LP:送客率=5%、CVR=2.1%
●インタラクティブ動画:送客率=39%(2.6倍)、CVR=2.4%

インタラクティブ動画全体のインタラクション(タップ)率は365.4%で、動画に対して一人あたり3.6回以上タップしていることとなり、動画をタップしながら楽しんで視聴してもらえたことが、高い送客率とCVRにつながったと推測できます。

まとめ

いかがでしたか?当記事で、御社の診断コンテンツの展開をイメージすることができましたら幸いです。ユーザーの役に立つ、ユニークな診断コンテンツで、マーケティング施策が成功することを祈っております。

インタラクティブ動画資料

執筆者
黒谷 純子

MIL株式会社 マーケティング

大学卒業後、編集プロダクション等を経て、人材サービス企業のマーケティング職に従事。2021年3月よりMIL株式会社に入社し、現在は自社サイトやMILblogの企画・ディレクション・執筆等を担当している。
Twitter : https://twitter.com/MIL29292841

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