意外と知らない?YouTubeで作れるインタラクティブ動画

世界最大の動画配信プラットフォームのYouTubeでは、投稿した動画をインタラクティブな動画にすることができます。

今回は、YouTubeでぜひ活用していただきたいインタラクティブ機能について紹介していきます。

インタラクティブ動画入門ガイド

インタラクティブな動画とは

インタラクティブな動画とは、”動画内の商品をタップすると購入ページへ遷移する”など、動画内に”触れるポイント”が設置されている動画です。

動画をインタラクティブ化することで、視聴者は気になった商品やサービスについて、動画視聴後に改めて調べる必要なく、動画上からワンタップでチェックすることが可能になります。

YouTubeにおけるインタラクティブ機能

YouTubeでは、“カード機能”“終了画面機能”を用いることで、投稿した動画をインタラクティブな動画にすることができます。

カード機能


カード機能を設定すると、上記画像のようなアテンションが右上に表示されます。アテンションの表示タイミングと、文言はカスタマイズ可能です。

アテンションがタップされると、設定したカードが画面右側で開かれ、動画上で視聴者に対してアクションを喚起することができます。

設定可能なカードは下記の4種類で、一つの動画に最大5つまでカードを設置することができます。

・他の動画または、再生リストへの誘導

・他のチャンネルへの誘導

・アンケートの設置

・外部リンクの設置

終了画面機能


終了画面機能を用いると、動画終了の20秒~5秒前に、上記画像のようなボタンを動画上に表示することができます。

動画上にボタンを表示することで、視聴者に対して視聴終了後のネクストアクションを誘導することが可能になります。

設置可能なアクションは下記の4種類になっており、一つの動画に最大4つまで設定可能です。

・他の動画または、再生リストへの誘導

・他のチャンネルへの誘導

・チャンネル登録ボタンの設置

・外部リンクの設置

アノテーション(2017年5月に廃止)

YouTubeで活用できるインタラクティブ機能といえば”アノテーション”でしたが、同機能はモバイル対応していなかったため、スマートフォンによるYouTube視聴の増加に伴い使用率が激減し、2017年の5月に廃止となりました。

現在YouTubeで使用できるカード機能と終了画面機能は、モバイル端末にも対応しています。

カード機能/終了画面機能の活用方法

動画視聴回数の向上


カード機能/終了画面機能を用いることで、上記画像のように動画上に他動画を表示することが可能になります。

視聴者に動画をリコメンドすることや、動画上からワンタップで動画視聴を可能にすることで、動画回遊の手間を省き、動画視聴回数の向上が見込めます。

表示する動画は”自分で指定した動画”、”最新アップロード動画”、”視聴者に適した動画”の3種類から選択可能です。

Webサイトへの誘導


カード機能/終了画面機能を用いることで、上記画像のように外部サイトへのリンクを表示することができます。

例えば商品紹介動画で、カード機能を用いて、商品紹介のタイミングでアテンションを表示し購入ページへ誘導したり、終了画面機能を用いて、動画の最後に紹介した商品をリマインドするなどの活用ができます。

ただし、リンクの表示は”YouTubeパートナープログラム”に参加していなければ使えない上に、リンク自体も認証されたURLでなければ使用できないため、利用には注意が必要です。

※YouTubeパートナープログラムは、YouTubeで指定されている条件を満たしたチャンネルのみ参加申請が可能です

チャンネル登録の促進


終了画面機能を用いることで、チャンネル登録ボタンを動画上に設置することが可能です。

チャンネル登録のリマインドに合わせ、動画上からそのままチャンネル登録を可能にすることで、視聴者にチャンネル登録を促すことができます。

YouTube上での動画投稿において、チャンネル登録者の獲得は非常に重視されている指標であるため、多くの投稿者に活用されています。

アンケート調査の実施


カード機能を用いることで、動画上でアンケートを取ることができます。

文章や数字などの打ち込みはできませんが、一つのアンケートに最大五個の選択肢を設置することができるので、簡単なアンケート調査に活用することができます。

アンケート回答の詳細は、YouTubeクリエイターツール上で確認することができます。

MILとの違い

本格的なインタラクティブ動画を作るならMIL

MILでは、“商品をタップするとポップアップで詳細が表示される”“視聴者の選択でストーリーが分岐する”といった本格的なインタラクティブ動画の制作が可能です。

YouTubeとインタラクティブ動画編集ツールの違い、それぞれのメリット・デメリットについては、下記リンクの記事をご参照ください。

MIL動画事例

INSECT COLLECTION様 ポップアップ機能の活用

三井住友カード株式会社様 ストーリー分岐機能の活用

まとめ

今回紹介したように、YouTube上では視聴者に対してネクストアクションを促すために、動画上でのインタラクティブ機能が活用されています。

上記機能の設定は非常に簡単なので、「YouTube上に動画を投稿しているけど、まだカード機能や終了画面機能は使用していない」という方は、一度活用してみてはいかがでしょうか。

インタラクティブ動画入門ガイド

執筆者
田中

MIL株式会社 クリエイティブグループ エディター

1997年生まれ、神奈川県出身。大学在学中にインターンとしてMIL株式会社にジョインし、2020年12月に入社。インタラクティブ動画を専門とした制作経験を活かし、クリエイティブグループでは主に、インタラクティブ動画特有のUIデザインや映像編集を担当する。

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MILであれば、インタラクティブ動画を素早く編集でき、動画配信後の測定結果はレポート画面より確認できます。インタラクティブ動画の制作から運用まですべての機能をプラットフォーム化し、動画PDCAを回します。