読者を増やすメルマガ登録フォームとは?集客も考慮した作成手順5ステップ

メルマガ登録フォーム

メルマガを配信するには、まず「メルマガ登録フォーム」を設置して、自社の顧客となりうる読者を集めなければなりません。そのためには「メルマガ登録フォーム」へと集客する導線も、重要になります。当記事では、効果的な「メルマガ登録フォーム」を作成する5つの手順を、集客方法も含めてわかりやすく解説します。

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メルマガの登録フォームとは?

メルマガの登録フォームとは、メルマガの配信先となるメールアドレスや個人情報を、お客様に登録していただくためのフォームです。シンプルにアドレスのみを入力してもらうパターンもありますが、読者に合わせて有益な情報を提供し、商品・サービスの利用や購入につなげるためには、メールアドレス以外の情報も入力いただく必要があります。
メルマガの登録フォームとは?

メルマガ配信には、オプトイン・オプトアウトの同意が不可欠

多くのメルマガは、自社の商品・サービスの広告宣伝を目的として配信されます。そのため、メルマガの配信は「特定電子メール法」という法律の規制を受け、配信先の同意を得ることが義務付けられています「配信について同意を得ること(オプトイン)」と「いつでも配信を解除(=オプトアウト)できるようにしておくこと」が必須となりますので、フォームを設けてメールアドレスを入手したからと言って、一方的にメルマガを配信しないよう注意をしましょう。

メルマガの基本的な事項については、以下記事をご覧ください。
関連記事:関連記事:メルマガとは?目的、メリット、形式、法律上の注意点など、基礎知識とポイントをわかりやすく解説!

集客も考慮!メルマガ登録フォーム作成の5ステップ

一口に「登録フォームを作る」といっても、好きな内容で登録フォームを作って、ただWebサイトに設置すれば良いというものではありません。メルマガ登録フォームにたどり着いてもらうには、集客方法なども考える必要があるからです。

メルマガ登録フォーム作成の5ステップ
以下では、具体的な手順を解説していきます。

ステップ1:メルマガの目的とターゲットを確認する

メルマガ配信の目的は、おもに次の3点です。

  • 情報伝達&コミュニケーションによる顧客満足度の向上
  • ホームページへの送客/ネクストアクションの喚起
  • 購買促進

発行するメルマガの主目的と、自社の商品・サービスの内容によって、顧客から取得すべき情報が変わってきます。また、ターゲットが企業(BtoB)なのか個人(BtoC)なのかによっても違ってくるでしょう。個人を対象とし、幅広い年代を対象とした商品・サービスであれば、顧客属性を把握していることで、細かいセグメントに合わせたアプローチも可能となります。

<証券会社のメルマガ登録フォームの例>
□どういった投資にご興味があるのか?
□ジュニアNISAの対象となるお子様がいるのか?(子どもの年齢)
□今すぐ投資を考えているのか、半年後・1年後なのか?
□投資のご経験の有無
⇒取得した情報を元に、顧客の興味・関心に応じたメールを、適切なタイミングで配信

ステップ2:入力してもらう項目を決める

自社メルマガの配信目的とターゲットが明確になったら、メルマガ登録フォームで入力してもらう項目を検討します。

ここで大事なのは、入力する項目が少ないほどユーザーの負担も少なく、手軽に登録してもらえるということです。配信用のメールアドレスを1件でも多く獲得したいという場合には、シンプルにメールアドレスだけにする場合もあります。

しかし、メールアドレスだけでは、顧客の状況や興味関心を把握することはできません。顧客の属性情報も収集しながらマーケティングに活用したいのであれば、負担をかけないよう5〜7項目程度にしましょう。

フォーム項目例(ターゲットが個人の場合)

「誕生日クーポン」の発行や、「進級準備応援キャンペーン」など、ターゲットを細かく絞ってアプローチできるようにします。

  • 氏名(姓・名)
  • メールアドレス
  • 性別
  • 生年月日または年齢・年代
  • 住所(都道府県や郵便番号のほうが登録してもらいやすいです)
  • メルマガお申し込みのきっかけ(選択肢を用意)
  • 既婚、未婚
  • お子さんの有無
  • 興味関心のある事項(選択肢を用意)

フォーム項目例(法人の場合)

顧客のビジネスを事前に把握し、商談につなげられるようにします。

  • 氏名(姓・名)
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 会社名
  • 従業員数または売上規模 ※会社規模
  • 業種
  • 役職や部署名
  • お問合せ内容(記述または選択肢を用意)

ステップ3:登録フォームへの集客導線を決める

メルマガの配信目的と項目を決めたら、登録フォームの案内方法を検討します。Webサイトのユーザーを、登録フォームに集める導線がなければ、誰にも訪問してもらえず、登録もしてもらえません。例えば、以下のような方法が考えられます。自社に合った集客策を考えてみましょう。

  • 自社サイトのTOPページやアクセスの多いページの上部に「メルマガ登録はこちら」などのバナーを貼る
  • メルマガ登録キャンペーン」などを実施して、商品の割引クーポンの配布や、抽選でプレゼントをする
  • 実店舗のある場合は、ポスターやPOP、カードなどでメルマガ登録のメリットをアピールする
  • ターゲットが企業(BtoB)の場合には、資料ダウンロードやセミナーへの参加を促し、申込時にメルマガ配信の同意を取得する流れが一般的

登録フォームへの集客導線

ステップ4:プライバシーポリシーの提示と個人情報取得の同意

プライバシーポリシーとは、個人情報の収集と活用方法、管理や保護に関する方針のこと。メールアドレスを登録していただく際には、自社のプライバシーポリシーを提示することと、それを踏まえて個人情報取得の同意を得なければいけません。
「メールアドレスだけを取得する場合、個人情報になるの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。しかし、法人などのアドレスの場合は会社と個人名が特定できるため、メールアドレスだけを登録いただく場合でも、個人情報として扱う必要があります。

ステップ5:登録フォームを設置する

メルマガ登録フォームをどのように設置するかを検討し、実行します。今はパソコンよりもスマホからアクセスするユーザーが多いので、マルチデバイスに対応しているかどうかにも配慮して決めましょう。

以下では、主な方法3つをご紹介します。

【方法1】メルマガ配信ツール(メルマガ配信スタンド)の機能を使う

大量のメルマガ(500件以上)を配信する場合、メール配信ツール(メルマガ配信スタンド)を契約するのが安全です。多くのメルマガ配信スタンドにはメルマガの登録機能があるので、それを使うことで、技術的な知識がなくても簡単に、登録フォームが完成します。自社に必要な機能を備えた配信スタンドを選びましょう。

メルマガ配信スタンドにおける資料請求数ランキングのベスト5(2022年2月時点)
引用:IT製品比較サイト「ITトレンド」

1位:Cuenote FC(ユミルリンク株式会社)
2位:WiLL Mail(株式会社サバナ)
3位:配配メール(株式会社ラクス)
4位:blastmail(株式会社ラクスライトクラウド)
5位:Pardot(株式会社セールスフォースジャパン)

【方法2】自社のWordPressのプラグインを使う

自社のWebサイトがWordPressを使っており、メルマガ配信数がそれほど多くないという場合には、WordPressのプラグインを使って、メルマガ登録フォームを作ることができます。

フォーム作成のできるプラグインの一例
Subscribe2:日本語対応
MailPoet:日本語対応
MailPress:ステップメールに対応
※無料で配信できる上限数が1,000件程度と少なく、設定に手間がかかる場合もあるので、自社の配信条件に合うかどうかを見極めて導入しましょう。

【方法3】登録フォーム作成ツールを使う

メルマガ配信ツールなどと連携できる機能を持った、登録フォーム作成ツールを使う方法もあります。簡単に作成できるフォームとしては「Googleフォーム」がありますが、顧客管理機能がないため、企業が長期で使うものとしてはおすすめできません。

まとめ

いかがでしたか?メルマガを配信すると決めたら、5つのステップをひとつひとつ丁寧に検討し、進めていく必要があります。そして、実際の登録が始まったら、Google AnalyticsなどのWeb解析ツールを使い、登録率を見ていきます。登録フォームへの誘導が少ない場合は、集客導線やキャンペーン施策を見直しましょう。また、登録フォームへのアクセスはあるものの、登録完了率が悪い場合には、登録フォームの項目数を減らすなどの改善を行います。メルマガの配信と並行して、ABテストなども実施しながら、登録フォームを改善し最適化していってください。

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執筆者
黒谷 純子

MIL株式会社 マーケティング

大学卒業後、編集プロダクション等を経て、人材サービス企業のマーケティング職に従事。2021年3月よりMIL株式会社に入社し、現在は自社サイトやMILblogの企画・ディレクション・執筆等を担当している。
Twitter : https://twitter.com/MIL29292841

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