今回は、MILをアプリで配信する施策でご活用いただいている株式会社Green Creation様にインタビューをさせていただきました。
株式会社Green Creation
会社概要
飽く無き「志事」の追求
2017年3月に創業、現在4期目のベンチャー企業。「インターネット広告」「システム開発」「地方創生」と事業は多岐にわたる。インターネット業界に特化したクリエイティブスキルを駆使し、デジタルまわりの広告運用とコンサルティングを行っている。
大池友貴 様
株式会社Green Creation 代表取締役社長
田中:本日はよろしくお願いします。
大池様:はい、よろしくお願いします。
MIL導入の経緯について
田中:今回はマッチングアプリの施策でMILをご活用いただいたとのことでしたが、導入のきっかけをお聞かせいただけますでしょうか。
触れる動画とマッチングアプリのサービスが合うんじゃないかという仮説から始まった
大池様:マッチングアプリを検討させるために、疑似体験ができる動画であれば、アプリの内容のイメージ想起もできていいんじゃないかと考えたのがきっかけです。
クリエイティブの出し分けが可能
大池様:今まではアプリを使用しているユーザーに、一方的にバナーや画像・動画などのクリエイティブを見せるだけでした。
しかし、インタラクティブ動画を使えば、「あなたは男性?女性?」といった性別によってクリエイティブを出し分けることも可能になる、という点も魅力的に感じました。
先行者優位があった
大池様:加えて、他社がインタラクティブ動画をまだ活用をしていないことから、先行者優位もあると考えました。
実際の施策内容について
田中:具体的にアプリのインストールを増加させるために、どのように運用していったのでしょうか。
アプリ面での配信に勝ち筋
大池様:はじめはYouTube広告と、アプリユーザーに動画広告を配信することができるmaioを使用しました。
YouTube広告は、広告からMILのインタラクティブ動画に遷移させるという構成で実施しましたが、再生率が40~60%しか出ませんでした。MIL動画の画質を落として読み込みを早めるなど改善は行ったのですが、現状なかなか成果に繋げられず撤退しました。
一方で、アプリユーザーに動画広告を配信するmaioでは、初動から良い数字が出ため、すぐにmaioに絞ることに決めました。
アプリ内広告では、WEBサイトなどのメディア上で配信する広告とは違い、リワード広告を使用することでユーザー側も広告を視聴するインセンティブがつくため、再生率も高く維持することができました。
コンテンツの面白さがインストールに繋がる
田中:アプリユーザーにはインセンティブがあるとしても、どうしてインタラクティブ動画広告の視聴から、その先にあるインストールまで繋がったのでしょうか?
大池様:アプリユーザーは、通常のバナーや画像、動画よりも、インタラクティブ動画の方が純粋におもしろいと感じてくれたのではないかと思っています。
サービス内容も動画を一方的に視聴するよりも、動画に触ることで双方向的に進んだ方が分かりやすく、興味を持ってもらいやすいですよね。また、視聴中のインタラクティブ動画からインストール先へ、ワンタップで直接誘導させられるUX的にも親切だと思います。
運用のポイントは「表示枠の選定」
田中:広告の運用面についても具体的に教えていただけますか。
大池様:類似サービスのインストール率の高い表示枠を選定し、常に数字を見ながら運用を行っていきました。アプリ面の為、各メディアのパブリッシャーID毎の成果計測をし、実際のクライアントKPIとの数値進捗をすべて可視化する事で、より正確なインタラクティブ動画の運用を実現し、その結果アプリのインストール数を伸ばすことに成功しました。
この表示枠の選定が非常に難しく、MILの管理画面にあるレポート機能も取得できる数字が多くあることから、そのレポートの中でどの数字が今回の施策において適切な指標になるのかを精査したことがインストールの増加につながったと思っています。
動画の制作面について
田中:ここでは、今回のインタラクティブ動画の制作面についてお伺いさせてください。
他社の勝ちパターンを分析
大池様:まずは、他社の動画クリエイティブを徹底的に調査することで、勝率の高い構成のパターンや動画クリエイティブを把握しました。
コロナ状況を意識
大池様:また、新型コロナウイルスの影響で撮影場所が制限されましたが、撮影環境が制限されるということは、マッチングアプリを利用するユーザーの環境も同様に変化しているということです。
そのため、コロナ禍でも違和感なく出会えるシチュエーション、デート内容を意識して構成していきました。
ユーザーに近い人の意見を参考に
田中:コロナ禍でも通用するシチュエーション、デート内容はどのように考えられたのでしょうか。
大池様:社内外から多くの意見を聞きながら進めました。特に社内の女性社員からは参考になる生の意見をたくさんもらいました。
田中:ユーザーに近い方々からの意見は非常に動画に活かせそうですね。
今後のインタラクティブ動画活用について
田中:現在までの経験をもとに、今後インタラクティブ動画をどのように活用していくかをお伺いさせてください。
nendでの配信を開始
大池様:アプリ面への配信はmaioだけではなく、nendでも始めました。
現時点でnendでの配信は、平均滞在時間は30秒超、再生率も90%に達しています。動画内を回遊するストーリー分岐機能も多くタップされており、動画の16秒地点でも70%以上がユーザーが離脱することなく残っています。
他にも動画の画質、容量を維持し、インタラクティブ動画を配信できる媒体もリサーチしていく予定です。
レポートを活用したクリエイティブ改善
大池様:また配信面の開拓だけではなく、動画クリエイティブもPDCAをまわしていきます。
同じアプリ面の媒体では表示枠は限られてくるため、ユーザーが何度も同じクリエイティブを視聴して飽きないようクリエイティブを更新する必要があります。
加えて、インタラクティブ動画の視聴レポートを確認しながら、ユーザーに行動を喚起させる動画クリエイティブを今後も追求していきたいと思っています。
MILの強みについて
田中:最後に、改めて大池様の思うMILの強みを教えていただけると嬉しいです。
動画レポートを細かく計測できる
大池様:MILのインタラクティブ動画の強みは、数値計測がレポートで見られることだと思います。
再生率、滞在時間、ストーリー分岐機能の動向など、管理画面のレポート機能から常に見たい数字を確認できます。
動画と一括りに分析するのではなく、メディアごとの参照元を分けたり、動画のカットごとなど細かく区切って分析を行えることはより具体的なヒントにつながりました。
管理画面が使いやすい
大池様:また、管理画面も使いやすいです。サクサクと触れますし、ボタン1つで消音にするとか、自動再生にするとか、技術的なところが明るくない方でも使いやすいと感じることが多かったです。
サポート体制が充実している
大池様:またプラットフォームとしてのMILの機能だけではなく、サポートもしていただきました。レポート機能の中で「どこの数字を見ていきましょう」など、個別での連絡にも対応していただき、自分の今までの広告運用の知見と掛け合わせることができました。
導入した後に自分だけで数字が見られるようにサポートしていただけるのは助かりましたね。
田中:レポート機能は常に改修を行っておりまして、新機能も検討しております。大池様のようにインタラクティブ動画を編集するだけではなく、レポート機能もフル活用していただけるのは大変嬉しいです。
本日は貴重なお話をありがとうございました。
まとめ
本日は、株式会社Green Creationの大池様にインタビューをさせていただきました。
アプリでのインタラクティブ動画施策についてご興味を持っていただけた場合は、ぜひ株式会社Green Creation様にお問い合わせください。
MILはインタラクティブ動画の制作だけではなく、SNS広告、アドネットワークを使用したMIL Adsにも対応しております。
広告での配信をお考えの場合、一度MILまでお問い合わせください。