購入に繋げる!ECにおけるインタラクティブ動画活用方法

今回はECにおけるインタラクティブ動画の活用方法について紹介します。

インタラクティブ動画入門ガイド

EC市場の拡大


出典元:平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備

経済産業省が2019年5月に発表した「電子商取引に関する市場調査」の資料を見ると分かるように、EC市場は2010年から年々拡大してきています。

特に昨今ではスマートフォンの爆発的な普及により、誰もが簡単にオンラインショッピングをできるようになったため、ECサイトの活用は重要度を増しています。

ECにおける動画の必要性

現状ECサイトの多くでは、静止画とテキストによる説明になっています。それでは、ECにおける動画の必要性とは何なのでしょうか。

購入者の不安を払拭する

オンライン上における買い物では、基本的には実物に触ってから購入するわけではないため、購入する側は「届いたものがイメージと違ったらどうしよう」という不安を抱いています。

そのため、購入に至ってもらうためには、商品の正確な情報をなるべく多く、分かりやすく伝えることで、カスタマーの”イメージする商品”と”実際の商品”とのギャップを埋める必要があります。

静止画やテキストよりも、圧倒的に多くの情報量を伝えることのできる動画コンテンツを用いることで、商品に対する不安を払拭しカスタマーの購入を後押しすることができます。

訴求効果が高い

動画コンテンツは、動きや音を用いた多彩な表現ができることから、商品の魅力を伝えることに長けている上に、非常に記憶に残りやすいとされています。

そのため、商品の特徴を分かりやすく伝えるだけでなく、カスタマーの購買意欲を掻き立てる”訴求効果の高いコンテンツ”を制作することができます。

ECにおける動画活用方法

商品紹介を行う

出典元:Apple

商品の特徴や魅力を文章で伝えようとすると、どうしても長文になってしまいますが、最後まで読んでもらえることは少ないです。

伝えたいことを動画で表現することで、視覚的に分かりやすく短時間で最大限、商品の魅力を伝えることができます。

商品の使い方を伝える

出典元:DYSON

実際に商品を扱いながら、使用シーンなどに合わせて使い方を説明する動画になります。

商品の使い方はもちろん、”その商品を使うとどうなるのか”などを見せることで、自分が使用しているイメージを想起してもらうことができます。

また購入に繋げるだけでなく、購入後のユーザーにとっても使用の際に役に立つ動画になるので、満足度の向上にも貢献します。

生産過程を見せる

出典元:Oisix

食品などによく見られる動画の活用方法です。

例えば野菜であれば、農場や生産者の姿、育てる過程を見せることで商品への安心感や質の高さが伝わり、購買意欲を高めることに繋がります。

写真とテキストで紹介されていることも多いですが、実際の作業を見られることや、話している雰囲気が詳細に伝わることから、動画の方がより消費者に安心感を与えられるといえます。

購入に繋げるインタラクティブ機能

動画をインタラクティブ化することで、視聴中・視聴後のカスタマーに次のアクションを喚起する”仕掛け”を設置することができます。

シームレスにECサイトへ導く


動画上にECサイトや購入ページへのリンクを設置することで、視聴者は動画上からワンタップで目的の商品ページに遷移することができます。

動画内に設置できるリンク数に制限はないため、商品ごとにそれぞれのリンクを設置することも可能です。

動画上で商品に興味を持ってくれた視聴者をシームレスにWebサイトに遷移させることで、購入率の上昇が期待できます。

ポップアップで商品詳細を表示する


動画上にポップアップを設置することで、視聴者は気になる商品にタップし、より詳しい情報を得ることができます。

詳細ページへの遷移せず、動画上で気軽に商品詳細を確認できるため、動画からの不要な離脱を避けられます。

またポップアップ内には、リンクボタンを設置することもできるため、商品に強く興味を抱いた視聴者はポップアップから詳細ページに遷移することが可能です。

その他、ポップアップ右下にお気に入りボタンを設置することで、動画視聴後にお気に入りした商品をまとめて確認することもできます。

クーポンを付与する


動画内でECサイト上で使用可能なクーポンコードを付与することができます。

ディスカウントセールなどのキャンペーンを想定している場合は、動画内にクーポンコードを埋め込むことによって、より多くの視聴者に購入ページへ遷移する動機を与えることができます。

動画効果を計測する


現状、動画は効果計測が難しく、どういった効果があったのかを詳しく把握することは困難です。

しかしMILによるインタラクティブ動画では、レポート機能を用いることで視聴者が動画内で取ったアクションを計測することができるため、”どの商品が何回タップされたか”、”どれくらいの人が動画からECサイトへ遷移したか”などを計測することが可能です。

また、MILで生成されるコンバージョンタグをECサイトに埋め込むことによって、インタラクティブ動画を通して発生したコンバージョン数も計測することができます。

レポート機能に関する詳細は、下記リンクより記事をご参照ください。

事例

Insect collection様

ポップアップ機能

各商品のポップアップ内に、お気に入りボタンとそれぞれの購入ページへの遷移ボタンを設置することで、シームレスに視聴者を購入まで導いています。

終了画面機能

終了画面では、ECサイトへのリンクに加え、動画内に登場した商品をまとめて表示するなど、次のアクションに繋げるための導線設計がされたインタラクティブ動画になっています。

目次機能

左上に設置されている目次ボタンから商品名をタップすることで、その商品のシーンまでスキップすることが出来ます。

今回のように商品数の多い動画では目次機能を設定しておくことで、視聴者は目当ての商品を簡単に発見できるようになります。

まとめ

ECでは動画を活用することによって、商品の魅力を最大限伝えることや、商品を詳細に見せることで購入前の不安を払拭することができます。

また、活用する動画をインタラクティブ化することで、視聴中・視聴後のカスタマーを次のアクションに誘導することが可能になります。

MILでは、視聴回数1000回まで、無料で動画をインタラクティブ化することもできるので、既に動画を活用されている場合は、サイト上にインタラクティブ動画を試験的に設置することも可能です。

視聴で終わらず、購入にまで至ってもらえる動画コンテンツを制作するために、インタラクティブ動画の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

インタラクティブ動画入門ガイド

執筆者
田中 斗唯

MIL株式会社 クリエイティブグループ エディター

1997年生まれ、神奈川県出身。大学在学中にインターンとしてMIL株式会社にジョインし、2020年12月に入社。インタラクティブ動画を専門とした制作経験を活かし、クリエイティブグループでは主に、インタラクティブ動画特有のUIデザインや映像編集を担当する。

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MILであれば、インタラクティブ動画を素早く編集でき、動画配信後の測定結果はレポート画面より確認できます。インタラクティブ動画の制作から運用まですべての機能をプラットフォーム化し、動画PDCAを回します。