MILを活用してPDCAサイクルを回すインタラクティブ動画レポート機能

インタラクティブ動画制作ツールMILのレポート機能について紹介します。

レポート機能

MILを使用して制作したインタラクティブ動画では、レポート機能を活用することで様々なデータを計測することができます。

動画×データ計測

動画の課題

膨大な情報量を短時間で伝えることができる動画は、通信速度が飛躍的に高速化した現在、非常に効果的な広告媒体です。

しかし効果の計測が難しく、webページのようにデータを基に改善していくことができないという課題も抱えています。この課題の原因は、現状動画に対してユーザーの取れるアクションが視聴しかないためです。

よって、認知拡大などの施策でしか活用できず、「商品を購入させる」、「キャンペーン応募させる」、「会員登録させる」などの直接的なCV(コンバージョン)を目的とした施策には不向きだとされています。

ソリューションとしてのインタラクティブ動画


MILでは、動画をインタラクティブ化することによって、受動的な視聴体験で終わらせず、情報を選びとる能動的な視聴体験を促すことができます。

ユーザーが動画視聴中にアクションを取ることが可能になったことで、商品別のタップ数、フォームの送信数、動画を通してのCV数(コンバージョン数)など動画によって計測できるデータも圧倒的に増加しました。

MILではレポート機能を用いることにより、詳細にデータを計測することができます。

PDCAサイクルを回す

MILはSaaS(software as a service)の形で、動画を簡単にインタラクティブ化するツールを提供しています。そのためMILによってインタラクティブ化した動画コンテンツは一度作って終わりではなく、いつでも、どこでもインタラクティブ編集を行うことができます。

効果が芳しくなかった場合も、レポート機能による計測データに基づいてインタラクティブ部分を改善し、リアルタイムで変更を反映させることができます。

MILによるインタラクティブ編集機能とレポート機能を活用することで、従来の動画のような作り切りのコンテンツではなく、PDCAサイクルを回すことのできる改善可能なコンテンツを作ることが可能になります。

動画レポートについて

MILの動画レポート機能について紹介します。

レポート画面の見方


動画一覧画面にて、上記画像赤枠のレポートアイコンをクリックするとレポート画面が表示されます。

サマリー


ここでは、トータル視聴回数、トータルインタラクション数、ポップアップ表示回数、リンククリック数、視聴完遂数など、インタラクティブ動画の基本的なデータを確認することが出来ます。

ユニーク視聴数

1時間以内に同じ端末から再生された場合カウントされない仕様により、ユニーク視聴数を確認することができます。

トータルインタラクション数

ポップアップタップ回数や、終了画面タップ数など動画に対してユーザーが起こしたアクションの回数が表示されます。

コンバージョン数

MIL動画を視聴したユーザーが、CV先のサイトに訪問し、実際にCVに至った回数が表示されます。

コンバージョンアシスト数

MIL動画を視聴したユーザーが、CV先のサイトに訪問した回数が表示されます。

再生通知回数

主にアドネットワーク関連で使用する機能なので、詳細をご希望の場合はお問い合わせください。

タグ別・終了画面

タグ別レポート

タグ別のインタラクション数を確認することができます。
上部についているバーによって、タグの種類別にソートすることも可能です。

終了画面レポート

終了画面の総インタラクション数と、終了画面におけるタグ別のインタラクション数も計測することができます。
またタグ別レポートと同様、タグの種類別にソートすることも可能です。

滞在率・視聴率

滞在率

MIL動画に接した総時間を表示しています。視聴時間と異なり、ポップアップを閲覧している時間なども計測されます。

視聴率

ユーザーが動画視聴した時間数の推移が表示されます。ポップアップ表示時間などは反映されず、何秒地点まで動画が視聴されたかを計測します。

参照元・ブラウザ・OS

参照元

動画がどこから(SNSなど)再生されたかを確認することが出来ます。

ブラウザ

動画がどのブラウザを用いて再生されたかを確認することができます。

OS

動画がどのOSで再生されたかを確認することで、視聴に使用されている端末の割合を確認することが出来ます。

CDN利用

大量のアクセスが集中することが予想される際に追加購入可能なオプションであり、購入した場合、利用データ量が反映されます。

フォームレポート機能


MILでは、動画内にフォーム機能を設置した場合、送信されたフォームの総数やユーザーがフォーム送信の際に入力した情報を確認することができます。

コンバージョンレポートについて

インタラクティブ動画の大きな特長の一つに、従来の動画のように認知・興味関心フェーズに向けたコンテンツだけでなく、CV(コンバージョン)に直接繋がるコンテンツも作成することができるという点があります。

更にMILでは、インタラクティブ動画を制作するとMILタグというサイトに埋め込むタグが生成されます。MILタグをCV先のサイトに埋め込むことで、下記のようなCVに関するデータを詳しく計測できるようになっています。

コンバージョン

直接間接コンバージョン数

MIL動画から直接、および間接的にCVに至った数をそれぞれ表示します。

名称別コンバージョン数

商品購入やアンケート送信など、CVの種類を表示します。

媒体接触回数別コンバージョン数

MIL動画に接触した回数別にCV数が表示されます。

潜伏期間別コンバージョン数

MIL動画の初回視聴時からCVに至るまでにかかった時間別のCV数が表示されます。

コンバージョン詳細


※画像は説明用です。

コンバージョン日時、コンバージョン名、金額、初回視聴日時などの基本的な情報や、先ほど紹介した媒体接触回数、潜伏期間に加え以下を計測することができます。

コンバージョン媒体

どの媒体(SNSなど)から、購入ページに遷移しコンバージョンに至ったかがわかります。

属性

設定によって異なりますが、今回の事例では商品番号が割り振ることで、購入された商品を特定しています。

コンバージョンアシスト

コンバージョンに至るまでに複数回動画を視聴した場合、経由したコンバージョン媒体を順番に表示します。

事例

イブイブ様

イブイブ様にアプリインストールを促す動画広告において、MILを導入していただきました。

MILを活用することでプレイアブルを実現、インストールしなくてもデモ体験のできる動画になっています。

実際の効果

広告配信中にMILレポートを確認し、レポートデータを基に動画のクリエイティブを改善したところ、改善前に比べ改善後は以下のような結果となりました。

・インタラクション率130%上昇

・外部リンク誘導率130%上昇

・視聴率4%上昇

まとめ

インタラクティブ動画ではユーザーにアクションを喚起することで、計測できるデータは通常の動画と比べ圧倒的に多くなります。

またSaaSモデルでのサービス提供になるため、一度作って終わりではなくリアルタイムで効果の確認と改善を繰り返すことで、MIL動画のみでPDCAサイクルを回すことが可能になります。

動画を使った施策を行う際には、MILを用いたインタラクティブ動画を検討してみてはいかがでしょうか。

執筆者
田中 斗唯

MIL株式会社 クリエイティブグループ エディター

1997年生まれ、神奈川県出身。大学在学中にインターンとしてMIL株式会社にジョインし、2020年12月に入社。インタラクティブ動画を専門とした制作経験を活かし、クリエイティブグループでは主に、インタラクティブ動画特有のUIデザインや映像編集を担当する。

インタラクティブ動画ならMIL

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MILであれば、インタラクティブ動画を素早く編集でき、動画配信後の測定結果はレポート画面より確認できます。インタラクティブ動画の制作から運用まですべての機能をプラットフォーム化し、動画PDCAを回します。