【2023年】Twitter動画広告の種類・費用などの基本から成功のポイントまで徹底解説!

Twitter動画広告の種類・サイズ・課金方式とは?3

商品やサービスの購買促進のためにWeb広告を運用しているものの、なかなかコンバージョン数の増加が見込めないケースでは、別角度からの広告運用が必要です。その一つとして、国内での利用ユーザーの多い「Twitter」での広告出稿を検討している方も多いでしょう。

Twitterではテキスト・画像のみの広告も出稿できますが、コンバージョン促進の観点からはTwitter動画広告の方がより効果的と言われています。米Forrester社のJames McQuivey(ジェームス・マクビー)氏が「1分間の動画は180万語の価値がある」と発表しているように、動画は「短い時間でより効果的な訴求ができる」というメリットがあり、Web広告の新しいアプローチとして注目されています。プロモーションの手段として、テキストや画像オンリーの広告よりも効果的と言えるでしょう。

本稿では、Twitterの動画広告の種類や費用、運用のポイントについて解説します。Twitter動画広告を活用した企業例や、コンバージョン率を高めるポイントも紹介しますので、ぜひお役立てください。

動画マーケティング入門ガイド

Twitter(ツイッター)広告の媒体特徴

Twitter広告とは、Twitterのタイムラインや検索結果に掲載する広告です。ユーザーが興味・関心を持っているキーワードなど、多彩なターゲティングによる広告配信が可能。「ツイートのプロモーション」機能を使って、Twitterのユーザーに対する訴求が行えます。

Twitter広告には、以下のような種類があります。

  • 動画広告

視覚に訴えかける動画で、ブランドや商品、サービスを動画でリアルに伝えることができる広告。テキスト広告や画像広告以上の情報量で訴求が可能。「LPへの遷移」「キャンペーンの申し込み」といったコンバージョン行動を促進しやすい。

Twitter動画広告

  • テキスト広告

「いいね」「返信」「お気に入り」「リツイート」など、標準的なツイートのすべての要素を備えたテキストオンリーの広告。

Twitterテキスト広告

  • 画像広告

ブランド、商品、サービスを1枚の画像で宣伝するための広告。効果的なクリエイティブを作成することで、利用者をウェブサイトやアプリへの誘導や、その場でアクションを促せる。

Twitter画像広告

  • カルーセル広告

複数の商品プロモーションや、複数のビジュアルでストーリー紹介が可能な広告。水平方向にスワイプできる最大6つの画像や動画を使用できる。

Twitterカルーセル広告

  • モーメント広告

一連のツイートを作成し、まとめ、プロモーションできる広告。自社商材のストーリーを効果的に伝えることが可能。

Twitterモーメント広告

Twitter動画広告のメリット

Twitterの動画広告を活用するメリットとしては、次の3つが代表的です。

  • タイムライン上でユーザーの目を引く
  • 多くのユーザーの中から、ターゲティングが可能
  • テキスト・画像のみの広告よりも拡散が期待できる

以下より、それぞれについて解説します。

タイムライン上でユーザーの目を引く

Twitterは基本的に「文字をメインにしたSNS」である点が特徴です。そのため、Twitter動画広告はタイムライン上でテキスト・画像のみの広告以上に目立ち、より多くのユーザーの印象に残りやすいでしょう。

ホットペッパービューティー@hotpepperbeauty

引用:ホットペッパービューティー@hotpepperbeauty

多くのユーザーの中から、ターゲティングが可能

Twitterは非常に多くのユーザーが利用しているため、Twitter動画広告のターゲティング機能を使えば、自社のターゲットに絞ったアプローチが可能です。

総務省の「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」を参考にすると、2021年の時点で日本人のTwitter利用率は42.3%とのこと。Twitter公式の投稿では2017年10月時点で日本国内の月間利用者数が4,500万人を超えていますので、多くのユーザーの中から、自社ターゲットに絞ったコンバージョン促進も期待しやすいと言えます。 

twitterの利用率
参考:総務省情報通信政策研究所 「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を基に作成

テキスト・画像のみの広告よりも拡散が期待できる

同様の理由で、動画クリエイティブを使ったTwitter広告なら、テキストや画像のみの広告よりも拡散される可能性が高いといえるでしょう。Twitterの媒体の特徴として情報拡散が速い点も挙げられます。ユーザーは気軽に「いいね」「リツイート」ができる仕組みですので、それだけユーザーによる拡散のインパクトも大きいと言えます。

「インパクトある動画クリエイティブ」「リツイート必須の割引キャンペーン」などでユーザーの注目を集められれば、拡散による広告効果の大幅アップが期待できるでしょう。

Twitter動画広告と相性の良い商材

 Twitterの動画広告は、特に次のような特徴を持つ商材と相性が良いと言えます。

  • 10代〜30代をターゲットとした商材
  • 季節性の商材やビジュアルが印象的な商材

前述した総務省の調査を参照すると、Twitterは特に10代から30代のユーザーが多いことが伺えます。若い世代をターゲットにしている商材は、Twitter動画広告とマッチしやすいのではないでしょうか。

年代別twitter利用率

 参考:総務省情報通信政策研究所 「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を基に作成

さらに、Twitterは情報拡散の速さから、季節性・トレンド性がある商材にもTwitter動画広告が適していると言えます。例えば「ファッションブランド」「就職支援サービス」といった、シーズンや流行りを踏まえた訴求が必要な商材なら、動画を活用することで、テキストや画像オンリーの広告よりもコンバージョンに繋がりやすいプロモーションを行えるでしょう。

Twitter動画広告の主な配信面とフォーマット(サイズ・長さ)

Twitterの動画広告には、3種類の代表的な配信方法があります(2023年3月現在)。

  • プロモ広告
  • Amplifyプレロール
  • Amplifyスポンサーシップ

ここからは、それぞれについて解説します。

プロモ広告

プロモ広告はユーザーのタイムラインに表示される、標準的な仕様のTwitter動画広告です。広告は通常のツイートと同じフォーマットでされるため、タイムラインに自然に溶け込むのが特徴。幅広い層のユーザーに対してプロモーションを行いたいときに活用しましょう。

配信できる動画には、次のような種類があります。

  • 独立した動画広告
  • ウェブサイトボタン付きの動画広告
  • アプリボタン付きの動画広告
  • カンバセーションボタン付き動画広告
  • 投票付きの動画広告
  • 独立した動画広告:通常の動画が再生される広告

独立したTwitter動画広告

動画の長さ 最大2分20秒
(推奨:15秒以内)
ファイルサイズ 最大1GB
(推奨:30MB以内)
推奨動画サイズ 1200×1200(アスペクト比1:1)
1920×1080(アスペクト比16:9)
  • ウェブサイトボタン付きの動画広告:Webサイトへの遷移を促すボタン付きの動画広告

Twitter動画広告のウェブサイトボタン付きの広告

動画の長さ 最大2分20秒
(推奨:15秒以内)
ファイルサイズ 最大1GB
(推奨:30MB以内)
推奨動画サイズ 800×800(アスペクト比1:1)
800×450(アスペクト比16:9)
その他 URL:必ずhttp://またはhttps://で始める
  • アプリボタン付きの動画広告:アプリインストールのボタンがついた広告

Twitter動画広告のアプリボタン付きの広告

動画の長さ 最大2分20秒
(推奨:15秒以内)
ファイルサイズ 最大1GB
(推奨:30MB以内)
推奨動画サイズ 800×800(アスペクト比1:1)
800×450(アスペクト比16:9)
その他 アプリタイトル: 最初の200文字まで表示。
CTA: インストール、起動、プレイ、購入、予約、接続、注文
  • カンバセーションボタン付き動画広告:ハッシュタグを利用したアンケートを利用できる動画広告

Twitter動画広告のカンバセーションボタン付きの広告

動画の長さ 最大2分20秒
(推奨:15秒以内)
ファイルサイズ 最大1GB
(推奨:30MB以内)
推奨動画サイズ 800×800(アスペクト比1:1)
その他 ツイート本文:日本語全角で140文字
ハッシュタグ: 日本語全角で11文字
  • 投票付きの動画広告:広告にインタラクティブな投票機能を追加できる動画広告

Twitter動画広告の投票付きの広告

動画の長さ 最大2分20秒
(推奨:15秒以内)
ファイルサイズ 最大1GB
(推奨:30MB以内)
推奨動画サイズ 800×450(アスペクト比16:9)
その他 投票の回答:2~4つのカスタマイズ可能な投票の回答

Amplifyプレロール広告

続いて、Amplifyプレロールとは、Twitterと提携している200以上のテレビや動画配信プラットフォーマー、新聞、出版社などの各種メディアや企業である「パブリッシャー」が配信している動画の前に配信できるタイプの広告です。

Twitter動画広告のAmplifyプレロール広告
引用:Twitter広告ヘルプセンター「広告クリエイティブの仕様

動画の長さ 最大2分20秒
(推奨:15秒以内)
推奨動画サイズ 1200×1200(最小600×600)
ファイルサイズ 最大1GB

広告出稿時には「15以上の業界(およびIAB)カテゴリー」「Twitter厳選カテゴリー」から、広告を配信する動画のコンテンツカテゴリーを選択できます。

Amplify広告で選択できるカテゴリーは、以下のとおりです。自社商材と相性の良いカテゴリーを選び、より短時間でアピールできる動画広告を配信しましょう。

広告主様のニーズに合わせて進化するTwitterプレロールの表2

参考:Twitter公式「Amplifyを拡大: 広告主様のニーズに合わせて進化するTwitterプレロール」を基に作成

Amplifyスポンサーシップ広告

Amplifyスポンサーシップは、Amplifyプレロール広告と同様の仕組みですが「パブリッシャーと1対1の業務提携を結んで広告を配信する」という点で異なります。

Twitter動画広告のAmplifyスポンサーシップ広告
引用:Twitter広告ヘルプセンター「広告クリエイティブの仕様

動画の長さ 最大2分20秒(推奨:6秒以下)
推奨動画サイズ 1200×1200(最小600×600)
ファイルサイズ 最大1GB

いわゆる「タイアップ動画」のような形式であり、コンテンツパートナーの動画と一体感のある動画クリエイティブを制作・配信すれば、大幅なユーザーのエンゲージ向上によるコンバージョン促進が期待できるでしょう。「Amplifyプレロール広告より、さらにターゲットを絞った広告配信をしたい」というケースに効果的です。

Twitter動画広告の課金方式 

Twitter動画広告の課金方式には、以下のような種類があります。「自社商材の購買促進」「自社ブランドの認知拡大」など、自社のTwitter動画広告の運用目的に応じて、最適な課金形式を選択しましょう。

CPV(視聴)課金 Twitterで配信した「動画広告が再生される」「全画面、あるいは50%以上表示される」などのアクションが発生した際に課金される形式。
CPM(インプレッション)課金 Twitter動画広告が1,000回あたり表示される度に課金される方式。
CPC(クリック)課金 「特定のWebサイトへ遷移させるボタン」など、配信した動画広告に設置されたCTAが1回クリックされるたびに広告費用が発生する仕組み。
CPE(エンゲージメント)課金 Twitter上での特定の行為に対して課金されるタイプ。「いいね」「リツイート」「リプライ」などが該当。
CPI(アプリインストール)課金 アプリのインストール数に応じて課金される形式形式。

例えば「広告を広く拡散させたいならCPM課金やCPE課金」「自社商材への興味・関心度合いが高いユーザーに広告費用を割きたいならCPC課金」といった形で、自社の広告運用の目的に合わせて課金方式を選ぶのが有効です。

Twitter動画広告出稿の手順

Twitter広告を利用するため、事前準備として動画広告クリエイティブを含むツイートを投稿する必要があります。この時点の投稿は広告ではなく「通常のツイート」として扱われますが、初回のTwitter動画広告作成時に、過去の投稿したツイートを活用します。

その後は、以下の手順でTwitter動画広告を作成しましょう。

・STEP1:Twitterメニューから「Twitter広告」を選択し【Twitter広告を設定するボタン】をクリック

・STEP2:広告キャンペーンの「配信目的」を選ぶ

・STEP3:広告を配信するキャンペーン名や予算、期間などの「広告キャンペーン」を設定する

・STEP4:ターゲットや予算、期間クリエイティブ、入札タイプなどの「広告グループ」を作成する

以上の手順が完了した後、既に投稿した中から広告として出稿するツイートを選び、Twitter動画広告が配信可能になります。

Twitter動画広告の活用事例

ここからは、Twitter動画広告を活用した企業例として、以下の2社をご紹介します。

  • 左手デバイス「Orbital2」のPRでクリック率9%を達成|株式会社BRAIN MAGIC
  • 自社ブランドのプロモーションに活用|株式会社マークス

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

Twitter動画広告で製品サイトへの遷移率約9%を達成|株式会社BRAIN MAGIC 

株式会社BRAIN MAGICは、イラストレーターや映像クリエイター、デザイナーなどのクリエイターキーボード操作をなくすことを目的とした入力デバイス「Orbital2(オービタルツー)」を開発している企業です。

同社は、より多くのユーザーに製品の認知を広げていくため、自社アカウントの「BRAINMAGIC(ブレインマジック)公式 #Orbital2(@Brain_Magi)」で、主に動画を中心としたTwitter広告の運用を行っています。

BRAIN MAGICのTwitter広告キャンペーンでは「認知拡大」「最終的な製品購入」が施策の目的であったため、動画の再生数よりもクリック数や送客数に着目。クリエイティブ作成時に、以下のような工夫をこらしたとのことです。

  • 動画内で製品のメッセージを大きく表示する
  • タイムラインでも目立つように、積極的なアニメーションを使用する
  • イラストを描いている様子などを動画に含めて「誰向けの広告か」を視覚的に伝える

クリエーターのフォロワーや関連キーワードを中心にターゲティング設定を行い、動画クリエイティブの内容を効果検証を実施しながら改善していったことで、最終的に9%近いクリック率(遷移率)を達成しています。

自社ブランドのプロモーションにTwitter動画広告を活用|株式会社マークス

デザイン文具や雑貨の製造・販売を行っている株式会社マークスは、手帳やノートを扱う「EDiT」や、マスキングテープの「masté®」など、さまざまなブランドを展開しています。

「マークス / MARK’S【公式】(@marks_Inc)」のTwitterアカウントでは、ブランドを跨いだユーザーの認知拡大を図り、新商品やキャンペーンの情報を発信

自社ブランド「EDiT」のプロモーション用に制作した「手帳 vs スマートフォン」というアニメーション動画を宣伝するために、Twitter広告の利用を開始。「入場者数に限りがある規模感のイベントの宣伝」「フォロワー以外へのブランド情報の発信」のために、少額からでも利用でき、拡散力が見込める手法としてTwitter動画広告が選択されています。

Twitter動画広告の事例「株式会社マークス」

結果として、動画広告によるプロモーション開始以降は、LPを訪れる新規ユーザーが増加し、新たな層に「EDiT」を知ってもらえたと実感。イベント開催時に行ったアンケート調査によると「ツイートを見て参加した」というユーザーも多く、イベントへの集客効果を感じたと報告されています。同事例からは、Twitter動画広告の訴求力の高さが伺えるでしょう。

Twitter動画広告でCVRを高めるポイント

Twitterの動画広告でCVRを高めるためには、以下のポイントに留意しなければなりません。

  • 冒頭3秒以内にブランド名か商品を表示する
  • 主要メッセージを明確に伝える
  • コンバージョンを促す短いツイート本文を使う
  • 広告の遷移先ページでも動画を活用する

それぞれのポイントについて解説します。

冒頭3秒以内にブランド名か商品を表示する

ユーザーに動画広告をしっかりと見てもらうためには、動画の冒頭部分で「何の広告なのか」「これは自分に向けられた広告なのか」と伝えることが大切です。動画冒頭3秒以内には、ブランド名やブランドロゴ、商品を表示させましょう。

動画コンテンツが自動再生される場合、「冒頭部分のわかりやすさ」は特に重要。株式ネオマーケティングの調査データでは、38.8%のユーザーが動画広告を「必ずスキップする」と答え、56.7%のユーザーが「スキップすることが多い」と回答しています。これらの結果からも「いかに動画広告が見られないか」がわかるでしょう。

PR Times「20歳~69歳の男女1000人に聞いた『動画広告の接し方に関する調査』」

引用:PR Times「20歳~69歳の男女1000人に聞いた『動画広告の接し方に関する調査』

離脱を防ぎ、動画閲覧の確立を高めるためには、ユーザーが動画広告のツイートを無視してスクロールするまでにブランド名や商品、マーケティング上のメッセージが伝わるようにしましょう。

例えば、日本の「マクドナルド(@McDonaldsJapan)」アカウントが発信している広告動画では、動画の冒頭から同社のロゴが確認できます。

マクドナルド(@McDonaldsJapan)アカウントが発信している広告動画

このように、動画のスタート時点から「何の商品・サービスの広告なのか」がわかれば、たとえ動画が閲覧されなかったとしても、少なくとも認知拡大にはつながるでしょう。

主要メッセージを明確に伝える

Twitter公式では広告キャンペーン時の動画クリエイティブの時間は15秒が推奨されており、その時間内で主要なメッセージをユーザーに届ける必要がある、とされています。限られた時間の中で「自社商材の魅力や機能」について訴求できれば、動画広告によるコンバージョンの最大化が実現できるでしょう

一例として、株式会社ニトリの公式アカウント「NITORI(@NitoriOfficial)」が発信している動画つきのツイートを紹介します。

株式会社ニトリの公式アカウント「NITORI(@NitoriOfficial)」が発信している動画つきのツイート

同ツイートは、15秒尺の紹介動画の中で、商品の機能や耐久性といった訴求ポイントを効果的に表現している参考事例です。「自社商材の魅力を短時間で表現したい」と考えた際、クリエイティブ作成に役立てられます。

コンバージョンを促す短いツイート本文を使う

Twitter動画広告では「ユーザーに動画を見てもらうこと」が必須。広告ツイートの本文部分は短めであることが望ましいでしょう。ただし、短いツイートの中にも、ユーザーのアクションを促すための工夫が重要となります。ユーザーをLPに誘導する場合には「ツイート本文へのリンクの掲載」「クリックに誘導する文言の追加」を行うなどです。

例えば「プレイステーション公式(@PlayStation_jp)」は多くのツイートで、「詳しくはこちら」という、リンククリックのアクションを促すの短いメッセージを添えて動画を公開しています。

「プレイステーション公式(@PlayStation_jp)」の動画広告

このように、広告に「ユーザーの行動を促す文言」をプラスすることで、ユーザーのコンバージョン行動をさらに促進できる、優れた広告キャンペーンを実施できるでしょう。

広告の遷移先ページでも動画を活用する

Twitter動画広告の目的は「リンクをクリックしてもらうこと」ではなく「売上を最大化すること」にあります。広告キャンペーンの効果を最大化するため、広告の遷移先ページでの動画活用も検討しましょう。

例えば、普段着に特化したファッションレンタルのサブスクリプションサービス「airCloset」を展開する株式会社エアークローゼットは、TwitterをはじめとしたSNS広告からLPの間のクッションページとして「触れる動画」であるインタラクティブ動画を活用したアンケートページを活用しています。

airClosetは、従来にない「ファッションレンタルサービス」という新しいサービスカテゴリであるため、ユーザーに「サービス内容」や「利用する価値」を理解してもらうためには丁寧な説明が必要となります。しかし「情報量」が増えるほど「ユーザーは離脱しやすくなる」というジレンマがあり、テキストや画像オンリーの訴求には限界を感じていました。

そこで、遷移先ページでの動画活用を開始。ユーザーが5つの設問に回答しながら自身の悩みを明確化させつつ、サービスの理解を深められる「アンケート型のインタラクティブ動画」を制作し、運用を開始しました。

アンケート型のインタラクティブ動画2

結果として、広告運用開始からの3カ月間で、従来の記事LPと比較して有料会員のCVRが160%アップ(Instagramの広告での数値)。広告だけでなく、遷移先でも動画を活用することで、サービス理解の促進や興味喚起に貢献し、大きな効果を生み出しました。

まとめ

動画広告を使ってCVを獲得したい場合、多くのユーザーが利用しており、さまざまな層にターゲティングできる「Twitter動画広告」は有用な選択肢の1つです。自社商材が「ターゲットが10代から30代である」「季節性・トレンド性がある」といった特徴をもつ場合は、より効果を発揮するでしょう。

Twitterの動画広告を使ってコンバージョンを最大化するためには、ツイート本文や動画の時間を短くしつつ、短尺の動画内に商材の魅力や機能、自社のメッセージを表現するなど、クリエイティブの工夫が必要です。また、Twitter広告からLPに遷移した後のCVRを高めるには、広告のみを動画にするのではなく「動画のクッションページを活用する」「遷移先のLPに動画を活用する」など、遷移先の顧客接点も合わせて構築すると効果的です。

Twitter動画広告を適切に活用してユーザーの理解や興味関心を高め、売上を最大化しましょう。

動画マーケティング入門ガイド

執筆者
黒谷 純子

MIL株式会社 マーケティング

大学卒業後、編集プロダクション等を経て、人材サービス企業のマーケティング職に従事。2021年3月よりMIL株式会社に入社し、現在は自社サイトやMILblogの企画・ディレクション・執筆等を担当している。
Twitter : https://twitter.com/MIL29292841

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MILであれば、インタラクティブ動画を素早く編集でき、動画配信後の測定結果はレポート画面より確認できます。インタラクティブ動画の制作から運用まですべての機能をプラットフォーム化し、動画PDCAを回します。