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インタラクティブ採用とは?
「インタラクティブ採用」とは、学生に選ばれる候補者体験を通じてデータを取得・分析し、興味関心の高い学生を早期に発見する新しい採用手法です。
企業主導ではなく「学生を主語」に置いた構造により、学生の行動データから意向を把握し、内定承諾率を高める採用を実現します。
MILが提供するこの手法では、学生が初めて企業を深く知るきっかけである企業説明会という重要な接点を「インタラクティブ動画」に置き換えることで、参加のしやすさと情報収集のしやすさという2つの観点で学生の説明会参加ハードルを下げ、学生起点で能動的な視聴を促しながら、可視化された良質なデータを収集可能にします。
なぜ今、インタラクティブ採用が求められるのか?
売り手市場で求められる「選ばれる採用」
少子化による労働人口の減少により、新卒採用市場は完全な売り手市場へと移行しました。
その結果、学生はエントリーを厳選するようになり、従来のようなエントリー数を追う採用施策だけでは成果が出にくく、歩留まりの悪化が課題となっています。
企業は今、「母集団を広げる」から「企業への意向度が高い学生を見極め、歩留まりを高める」戦略への転換を迫られています。
Z世代が求めるのは“タイパ”と“価値ある体験”
Z世代の学生は、就職活動において「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する傾向が強まっています。
奨学金利用やアルバイトなどによって時間的・経済的制約を抱えている学生が多く、短時間で自分にとって価値のある情報にアクセスできる体験を求めています。
こうした学生ニーズに応える候補者体験を提供することが、企業にとって今後の採用成功の鍵となります。
インタラクティブ採用が提供する価値
① 候補者形成
インタラクティブ採用では、学生は24時間365日、好きなタイミングで説明会に参加可能です。
例えば、深夜帯や土日、エントリー当日の視聴も可能で、説明会への参加障壁が圧倒的に低くなります。
また、説明会動画を通じて学生に「価値ある体験」を提供することで、学生の関心を引きつけ企業理解を深め、意向形成を自然に促進できます。
効率的な情報収集により、説明会視聴後のエントリー率・ES提出率・内定承諾率においても、従来型説明会に比べて大幅な向上が確認されています。
② 工数削減&リソース分配
毎年何十回・何百回と繰り返される定型化されたLIVE説明会を廃止し、人事担当者の数ヵ月分のリソース削減に成功しています。
空いたリソースは、母集団形成が足りない場合のスカウト作成や、インターン端境期の戦略的な時間配分、さらには学生への架電や座談会など、承諾率向上に必要な個別フォローに活用されています。
また、説明会の品質が登壇者によってばらつくという課題も、MILの動画活用により解消されます。常に同じクオリティの説明会を提供することで、候補者体験の安定化と採用活動の最適化を実現しています。
③ 学生の興味関心度の可視化
動画の視聴時間やクリック履歴など、学生個人の行動データをもとに興味・関心度を可視化できます。
たとえば、説明会動画を90%以上視聴した学生や「ES提出はこちら」などの特定ボタンをタップした学生を抽出し、意向度の高い層をリスト化。
人的リソースを集中投下すべき対象が明確になり、効率的なフォローが可能になります。
さらに、ATSと連携することで行動データに応じたメッセージ内容の自動最適化も実現。
動画を視聴した学生にはES提出の案内、未視聴者には説明会参加を促すリマインドなど、学生ごとに適した情報提供が可能となり、歩留まりの改善にも大きく貢献します。
導入企業の成功事例
SocioFuture社の場合
説明会動画を90%以上視聴し、事前アンケートに回答した学生のみを次選考へ進めるという設計で、学生の本気度を可視化しつつ、歩留まりを大幅に改善しました。
- 年間495時間の工数削減
- 説明会参加率12%向上
- ES提出率38%向上
- 内定承諾率5%増(見込み)
- 平均視聴時間43分、2.3回の再生回数
アドソル日進社の場合
Zoomとの併用からMILに完全移行。
エントリー直後の動画配信で、説明会以降の候補者数・内定承諾者数ともに大幅に増加しました。
ニッタン社の場合
ニッタン社では、MILとLIVE配信(Zoom)を併用したハイブリッド型の説明会を実施。
候補者数は他施策が多かったものの、人が介在しないMILの説明会動画だけでも十分な成果を得られ、
説明会回数の増加にも貢献しました。
インタラクティブ採用がもたらす「新しい採用スタンダード」
インタラクティブ採用は、企業の採用活動において以下のような本質的な変化をもたらします。
- 候補者体験の質が向上し、学生から選ばれる企業へ
- 採用プロセスの入り口である説明会の体験が向上することで実現
- 興味・関心度の高い学生へのアプローチが可能
- 視聴データ × 学歴情報などを統合し、狙うべき学生を明確に
- 人事の業務効率が格段に改善
- 自動化された動画コミュニケーションや、ATS連携で限られたリソースでも最大の成果を
- 採用戦略・戦術においてPDCAが実行可能
- タップ・視聴データにより「何に興味を持ったか」「どこで離脱したか」が可視化
これまで不可能と思われていた「効率化」と「パーソナライズ」の両立、不透明な学生行動の可視化を、デジタルとインタラクティブ体験の力で実現するのが、MILの提唱するインタラクティブ採用です。
なぜMILが「インタラクティブ採用」を提供するのか?
MILは2018年の創業以来、インタラクティブ動画をマーケティング、営業、CS、IRなど幅広い領域で活用してきました。
8年間で制作本数は33,000本以上、総再生回数は約9,000万回を超えます。
マーケティング領域で培った、
・「成果」から逆算したクリエイティブ力
・データドリブンなCS力
この2点は、採用領域においても展開していくべきだと考えました。
単なる一方通行の動画ではなく、ユーザーが能動的に選び・関わる「エモーショナルな体験」の創出は、MILにしか実現できないと自負しています。
最後に ― MIL代表・光岡からのメッセージ

光岡 敦
MIL株式会社 代表取締役 CEO
いま、学生に選ばれる採用を、本気で考えるタイミングが来ています。
母集団形成に頼るだけでは通用しない時代。売り手市場の今こそ、採用プロセスを根本から見直す絶好のチャンスです。
そしてそれは、決して難しく考える必要はありません。
学生が「参加しやすく」「情報を集めやすい」体験を提供すれば、彼らは自ら動き、熱量のあるデータを残してくれます。そのデータこそが、採用成功の鍵になります。
インタラクティブ採用は、“学生に選ばれる企業”への第一歩。
人事担当者が学生の理解を深めることは本来、何より楽しく、何よりやりがいのある取り組みだと思っています。
私たちMILは、クリエイティブの力とデータの力で、皆さまの採用活動を全力でサポートします。
未来の採用を、一緒にアップデートしていきましょう。