6割がネット動画視聴後に行動を起こす!意図する行動へ導くコツとは?

今回は、hakuhodo.movieが2019年8月に発表した「動画生活者®統合調査 2019」を基に、ユーザーの視聴後行動について解説しています。

動画視聴調査に関する前提

調査対象を四つのグループに分類


引用:hakuhodo.movie「動画生活者®統合調査 2019」

リサーチは、調査対象を下記四つのグループに分類して行われました。

▼テレビ視聴メイン層

分類基準:テレビ視聴は1日3時間以上、ネット視聴は1日1時間未満のグループ

メイン層:女性30~60代

視聴場所(ネット動画):リビングにて、テレビとスマホでダブル視聴

▼ネット視聴メイン層

分類基準:テレビ視聴は1日3時間未満、ネット視聴は1日1時間以上のグループ

メイン層:男性10代~30代

視聴場所(ネット動画):自室・寝室ではPC、食事中・移動中はスマホでながら視聴

▼テレビもネットも層

分類基準:テレビ視聴は1日3時間以上、ネット視聴は1日1時間以上のグループ

メイン層:性別、年齢問わず満遍なく分布

視聴場所(ネット動画):場所を選ばずどこでも

▼どちらもあんまり層

分類基準:テレビ視聴は1日3時間未満、ネット視聴は1日1時間未満のグループ

動画視聴調査の結果

ネット動画視聴層は広告動画に関心有り


引用:hakuhodo.movie「動画生活者®統合調査 2019」

「ネット動画広告をどれくらい見るか」という設問に対して、「ネット視聴メイン層」では49.6%、「テレビもネットも層」では46.8%と、ネット動画視聴層の半分近くが「ネット動画広告の内容まで視聴する」と回答しました。

上記から、ネット上での動画視聴が日常化しているユーザーは、比較的関心を持ってネット動画広告を視聴していることが分かります。

印象に残りづらいネット動画広告


引用:hakuhodo.movie「動画生活者®統合調査 2019」

上記グラフは、「ネット動画広告」「テレビCM」で接触した商品・サービスの内、印象に残っているカテゴリを回答してもらい、グラフ化したものになります。

出稿量の影響もありますが、「ネット動画広告」は「テレビCM」に比べて、全体的に印象に残りづらいことがグラフから分かります。

認知を目的としたネット動画広告では、限られた接触回数の中でも「印象に残る」よう意識して、制作する必要があります。

動画は「行動を促す」


引用:hakuhodo.movie「動画生活者®統合調査 2019」

上記は、ユーザーが「ネット動画の視聴後に起こした行動」に関するグラフになります。

ネット動画の視聴後に、「動画内の商品を調べた」「実際にお店を訪れた」など、何らかの行動を起こした割合は、「テレビもネットも層」では61.6%、「ネット視聴メイン層」に至っては66.3%と非常に高い数字を記録しています。

動画は、多彩な表現で膨大な情報量を伝えられるため、「人に行動を促す」力が強く、多くのユーザーが視聴した動画の影響で行動を起こしています。

インタラクティブ動画で「視聴中・視聴後の行動」を誘導

ユーザーは動画視聴後に「何らかの行動を起こす」傾向にあることが、前述した調査で分かりました。

しかし、動画に影響されせっかく行動を起こそうと思っても、行動への導線が用意されていなければ、行動を完了する前に離脱してしまう確率が高まります。

「MIL」では、動画視聴で行動意欲が高まったユーザーの「視聴中・視聴後の行動」を、インタラクティブ機能を用いて意図する方向へ誘導することが可能です。

インセクトコレクション様

視聴中ユーザーを購入ページへ誘導

こちらの動画では動画内の商品をタップすると、商品詳細を説明する「ポップアップ」が表示されます。

また、ポップアップ内の「詳しく見る」というボタンをタップすることで、商品の購入ページへワンタップで遷移することが出来ます。そのためユーザーは動画内の気になった商品を改めて検索する必要がありません。

本事例では、「動画視聴→商品購入」を直接繋げることで、視聴中ユーザーに消費行動を促しています。

アゲツヤ様

視聴後ユーザーをキャンペーン応募に誘導

上記の事例では、動画の視聴を完了すると、自動で「キャンペーン応募フォーム」が動画内で立ち上がるように、「終了画面機能」が設定されています。

キャンペーンの認知に用いる「動画」と、応募に用いる「フォーム」を一つのインタラクティブ動画にまとめることで、シームレスに視聴後行動(キャンペーン応募)を促しています。

その他インタラクティブ機能

このように、視聴中にはポップアップ機能、視聴後には終了画面機能を用いることで、視聴中・視聴後のユーザーを意図する行動へと誘導することが出来ます。

またMILでは、ポップアップ機能、終了画面機能では上記で紹介した他にも、GoogleMapを用いた「店舗の位置表示」や、「クーポン付与」など、視聴後行動を促す様々な機能を設置することが可能です。

まとめ

調査の結果、ユーザーの多くが動画の視聴後に何らかの行動を起こしていることが分かりました。

MILを用いて動画をインタラクティブ化することで、動画視聴で行動意欲の高まったユーザーをシームレスに意図する方向へ誘導することが可能です。

ネット動画の制作、提案をご検討の際には、インタラクティブ動画の活用を検討してみてはいかがでしょうか?

執筆者
田中 斗唯

MIL株式会社 クリエイティブグループ エディター

1997年生まれ、神奈川県出身。大学在学中にインターンとしてMIL株式会社にジョインし、2020年12月に入社。インタラクティブ動画を専門とした制作経験を活かし、クリエイティブグループでは主に、インタラクティブ動画特有のUIデザインや映像編集を担当する。

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MILであれば、インタラクティブ動画を素早く編集でき、動画配信後の測定結果はレポート画面より確認できます。インタラクティブ動画の制作から運用まですべての機能をプラットフォーム化し、動画PDCAを回します。