既存の動画をインタラクティブ化するメリットとは

既存の動画コンテンツをインタラクティブ化することによるメリットについて紹介していきます。

インタラクティブ動画の強み

通常の動画

動画はテキストや静止画に比べ圧倒的に情報量が多く、数値で表せない定性的な情報を伝えることに優れているため、通信が高速化され誰もが気軽に動画を視聴できるようになった現在では、欠かせないコンテンツであると言えます。

一方で動画はwebページと異なり、媒体に対してクリックやタップなどのアクションを取れないため、ユーザーはニーズに合わせて能動的に情報取得をすることが出来ません。

またユーザーがアクションを取れないため、企業が動画を通して取得できるデータ量は少なく、webサイトの様に詳しく効果計測を行い、計測に基づいてコンテンツを改善するという効果的な運用が出来ません。

インタラクティブ動画

インタラクティブ動画では、動画内でユーザーが”触れる”部分を設置することで、ユーザーはニーズに合わせて“インタラクティブ(双方向的)”に情報を取得することが可能です。

またユーザーのアクションを意味する“インタラクション(触った個所や回数)”を計測することによって、取得できるデータ量は通常の動画に比べて圧倒的に多くなり、webページの様なデータに基づいた改善が可能になりました。

インタラクティブ動画は、webページの”インタラクティブな情報提供”と”詳細なデータ計測”、動画コンテンツの”圧倒的な情報量”と”多彩な表現による訴求力”という二つの媒体の強みを兼ね備えた、新しい形の動画になります。

既存の動画をインタラクティブ化する方法


MILを用いると、インタラクティブ動画として活用することを前提に制作した動画のみならず、既存の動画を元にインタラクティブ動画を制作することもできます。

MILでは、”1.動画の登録、2.タグ付け(インタラクティブ編集)、3.公開の3STEP”で簡単に既存の動画をインタラクティブ動画として運用していくことができます。

MILを用いたインタラクティブ動画制作は、無料で体験することができるので、興味のある方は実際に触っていただければと思います。

視聴で終わらない動画を作る

動画内におけるアクションを喚起する


MILでは動画視聴中・視聴後のユーザーに、動画内で様々なアクションを喚起することができます。

具体的には、外部Webページの閲覧や、YouTube動画の視聴、アンケートやキャンペーン応募におけるフォーム送信などを、全てMIL動画上で済ませることが可能です。

外部サイトへの誘導が目的ではない場合は、ページ遷移などのユーザーの手間を省き、動画上でアクションを済まさせることで、より多くのユーザーからのアクションが期待できます。

動画外におけるアクションを喚起する

MILでは動画視聴中・視聴後のユーザーを、目的の外部サイトへシームレスに遷移させることが可能です。

動画内ポップアップや動画の終了画面に、目的サイトへのリンクボタンを設置することで、動画上からユーザーを目的サイトに直接遷移させることができます。

リンクボタンには、Webページは勿論、スマートフォンアプリへの直接遷移などに用いられる”ディープリンク”を設置することも可能であるため、多様なネクストアクションへの導線設計が可能になります。

事例

イベント紹介動画をインタラクティブ動画に | Live Nation Japan様

Walking With Dinosaurs - The Live Experienceの特設ページに、MIL動画を埋め込んでいただきました。

この事例では、視聴中のユーザーが気になる恐竜をタップすると恐竜の詳細に関するポップアップが表示され、ポップアップ内のリンクボタンから購入ページへ遷移できる仕組みになっています。また視聴後のユーザーにも終了画面でチケット購入をリマインドしています

今回の事例のように、インタラクティブ化を前提としていないために、タグ付けする対象の動きが激しい場合であっても、MILでは動的タグを用いることで動く対象にもピンポイントでタグ付けすることが可能です。

動画に対するエンゲージメントを高める

MILでは、ユーザーの選択によって再生される動画が変わる"ストーリー分岐機能"を用いることによって、既存の動画をよりエンゲージメントの高い動画コンテンツにすることができます。

1つの長尺動画を1本のインタラクティブ動画にする

上記の図のように、1つの長尺動画をパート毎に分解し、1本のインタラクティブ動画として再構成することで、ユーザーは目的のパートを探す際も動画内でスキップを繰り返す必要なく、1タップで目的の部分を視聴することができるようになります。

複数の短尺動画を1本のインタラクティブ動画にする

複数の短尺動画を1本のインタラクティブ動画にまとめることで、回遊の際に動画から離脱することなく、MIL動画上で複数動画を視聴できるため、ユーザーの動画回遊の手間を大幅に省くことができます。

上記二つの共通のメリット

異なるニーズを持った不特定多数のユーザーに対しても、MIL動画1本で、ユーザー毎のニーズに合わせた動画を提供することが可能になります。

ユーザーと動画コンテンツのミスマッチを減らすことにより、動画の視聴完了率や滞在時間が改善し、動画に対するエンゲージメントの向上が期待できます。

事例

複数のレシピ動画を1本のインタラクティブ動画に | トラストリッジ様

トラストリッジ様のライフスタイルメディア「macaroni」のSNS投稿にMILを活用していただきました。

この事例では、複数の短尺動画を1本のインタラクティブ動画にまとめることにより、ユーザーのニーズに合わせて異なる動画を提供することに加え、動画回遊を簡単にすることで動画滞在時間の改善を意図しています。

まとめ

既存の動画をインタラクティブ化することで、ユーザーに動画上で次のアクションを喚起することや、ニーズに合わせた動画コンテンツを視聴してもらうことが出来るようになります。また、これらのユーザーの動画内アクションは全てMIL上で可視化することができます。

MILによる動画のインタラクティブ編集は、コーディングの知識が無い人でも簡単に行えます。無料登録をすることで、実際にインタラクティブ編集を体験することもできます。

すでにお持ちの動画コンテンツを効果的に運用するために、MILによる動画のインタラクティブ化を検討してみてはいかがでしょうか。

執筆者
田中

MIL株式会社 クリエイティブグループ エディター

1997年生まれ、神奈川県出身。大学在学中にインターンとしてMIL株式会社にジョインし、2020年12月に入社。インタラクティブ動画を専門とした制作経験を活かし、クリエイティブグループでは主に、インタラクティブ動画特有のUIデザインや映像編集を担当する。

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MILであれば、インタラクティブ動画を素早く編集でき、動画配信後の測定結果はレポート画面より確認できます。インタラクティブ動画の制作から運用まですべての機能をプラットフォーム化し、動画PDCAを回します。