360度インタラクティブ動画|作成から広告配信までを検証

2018年12月を機に、MILで360度動画のインタラクティブ化が行えるようになりました。今回は本機能のリリースに際して公開した、当社MIL株式会社の360度PR動画をご紹介します。

テーマは「謎解き」です。

動画紹介

動画のクリエイティブについて

動画はいかがでしたか?「謎解き」というテーマを前に、誰しもついつい本編まで足を踏み入れてしまうと思います。このように、選択肢を提示するなど、視聴者に積極的なアクションを促して没入感を演出できるのがインタラクティブ動画の魅力の一つと言えます。

インタラクティブ要素の伝達

まだまだ認知が少ないインタラクティブ動画。画像のように、慣れていない視聴者のために動画へのタップが可能であることを伝える必要があります。

情報の少なさ

他の動画との最大の違いは、動画側から視聴者に提供される情報が圧倒的に少ないことです。
提供される情報は

  • 「謎解き」というコンセプト
  • 360度動画の遊び方

のみに留まっています。その他の推理のためのヒントといった情報を確認するかどうかは、視聴者の判断に委ねられています。

スマホ面の動画広告が視聴者に不快感を与えることが多いのはすでに周知の事実ではありますが、インタラクティブ動画であればこの課題を乗り越えられるということが、今回の動画をご覧になればお分かり頂けると思います。

プロダクトプレイスメント

本動画の重要なポイントとして「プロダクトプレイスメント」と呼ばれる広告手法をトライアルしました。

映画作品、テレビ番組、テレビゲームなどの中で、企業の製品を使用したり、その製品や企業ロゴを映し出したりすることによって、消費者に広告という意識を持たせることなく、その製品の宣伝効果を狙う手法。

引用:コトバンク

世界的に有名な事例としては、映画「007」の主人公ジェームズ・ボンドがトヨタ、BMW、アウディといった名だたるメーカーの自動車に乗っており、映画が公開されるたびに話題になってきました。
国内では、大ヒットした映画「君の名は。」にサントリーの実際の製品が使われたことも記憶に新しい事例です。

本動画では、推理アイテムの中に弊社MILのPRアイテム(Tシャツ・キャップ・チラシ)を紛れ込ませています。紛れ込んだPRアイテムをタップすると、ポップアップ形式(画像とテキスト)でアイテムの詳細が表示される仕掛けになっています。またポップアップ内にある「MILについて」と書かれたボタンをタップすると、直接MIL株式会社のサイトへ遷移することができます。「プロダクトプレイスメント」により、視聴者に認知させたい情報を自然に印象づけることができます。

インタラクティブ化のポイント

視聴者に合わせた訴求

アイテムを選ぶと、動画が一時停止して画面いっぱいに画像とテキストが表示されます。この仕組みはMILの「ポップアップ」機能によるものです。「ポップアップ」機能により、視聴者は自分が積極的に選択したアイテムに関する情報のみを得ることができます。

360度動画から2D動画へ

選んだアイテムによっては、360度動画から2D動画へ遷移して再生されるものもあります。MILの「ストーリー分岐」機能を使えば、動画上で360度を視聴させ、状況に応じて2D動画を視聴させるといった仕掛けを作ることが可能です。

視聴終了後のレコメンド

MILの「終了画面」機能を使って、視聴後にMILサイトへ遷移できる導線を設置しています。この機能と相性が良いのは、商品の販促を目的とした動画広告です。視聴後にECサイトへの誘導を促すといった形で利用すると、さらに高い効果が期待できます。

インタラクティブ動画編集ツール

本動画はインタラクティブ動画編集ツールである「MIL」を活用してインタラクティブ化しました。

実際の効果

データ

MILの「レポート」機能を使えば、配信結果に関する様々な数値を得ることが可能です。本動画はFacebookとInstagramに広告を配信し、インタラクティブ動画を知らないユーザーがどうインタラクションするかをテストしました。MILのレポート機能は視聴者の流入元を絞って数値を取ることができるので、例えば以下のようにFacebookの実績に絞った測定結果を確認できます。

  • ページ平均閲覧時間:151秒
  • インタラクション率:626.61%
  • ポップアップ表示率:316.42%
  • 視聴完了率:87.73%

Instagramの実績は下記の通りです。

  • ページ平均閲覧時間:108秒
  • インタラクション率:561.04%
  • ポップアップ表示率:271.22%
  • 視聴完了率: 88.62%

FacebookとInstagramではユーザの属性が異なります。今回の配信はリーチさせるターゲット層を詳細に絞るといったことはしていませんが、どちらにおいても、視聴者から十分な反応を得ることに成功しています。例えば、Facebookユーザは1人当たり平均6回以上動画をタップしており、Instagramユーザも同様に平均5.5回以上も動画をタップしています。

想定利用シーン

今回の360度インタラクティブ動画は、弊社MILの認知度向上という目的に留まっていますが、ここからさらにコンバージョンの獲得も狙えると考えています。
例えば、今回のようにただ「謎解き」に参加してもらうだけでなく、視聴者が推理した結果を、MILの「フォーム」機能(※)を活用して回答して頂き、推理に正解した視聴者対象の販促キャンペーンを開催することもできます。

※「フォーム」機能を活用すれば、タップで動画上にアンケートが表示され、視聴者はアンケートに回答することが出来ます。

従来の販促キャンペーンは、視聴者に、対象商品への十分な興味・関心を喚起させることに成功していなければ成り立ちませんでした。しかし、今回の「謎解き」のような強力なコンテンツを販促動画内で作ることができれば、自然と視聴者を惹きつけることができます。
また、不動産会社であれば、上記のような大々的なキャンペーンを打たなくても、動画内で、売り込みたい商品(建物)の内見疑似体験をさせることができます。キッチン等の各間取りにタグを設置し、詳細を確認したり、バーチャルの展示会の申し込みを行ったりできると、動画内で視聴者の購買行動の全てをおさえることができます。

まとめ

今回の「謎解き」動画は、視聴者参加型広告の最たるものと言えます。2020年には5Gが到来し、スマホユーザが速度制限などを意識せずにリッチな動画体験ができます。

  • 視聴者に不快感を与えない
  • 視聴者を没入させ、視聴時間を積み重ねる
  • プロダクトプレイスメントを活用した商品の認知

この3つを達成できる、「謎解き」動画のような広告施策が今後求められてくることは間違いありません。

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「動画の視聴体験最大化」を目指すMIL株式会社には、インタラクティブ動画に関する様々なデータが日々蓄積されています。お問い合わせ頂いた方には、当ブログでは公開していない資料を無料配布させていただきますので、ぜひ以下よりお気軽にお問合せください。