沖縄こどもの国
沖縄こどもの国は、財団法人沖縄こども未来ゾーン運営財団様によって運営されているテーマパークです。
150種類の生き物を飼育している動物園や、不思議や驚きを見つけることができる子供向けミュージアム等の施設が園内にあり、主にファミリー層から人気を博しています。
動画の紹介
MILの利用目的
施設のPR動画制作に、MILを導入していただきました。実施期間は2019年2月15日~3月31日となっています。
動画に登場するファミリーが向かう園内のスポットを視聴者が選択することで、子供と一緒に楽しみながら、園内の施設を擬似体験出来るインタラクティブ動画になっています。
動画のクリエイティブについて
5か国語に対応
外国人観光客数が年々増加している沖縄ですが、隣国である「中国、台湾、香港、韓国」からの観光客がその大半を占めているため、今回の動画では「日本語、繁体字、簡体字、韓国語、英語」の5つの言語から、視聴時の言語を選べるようになっています。
インタラクティブ動画では、動画の入り口に分岐画面を設置することで、一つの動画から複数の異なるニーズに対応することが可能です。
沖縄こどもの国を擬似体験
沖縄こどもの国には様々な施設がありますが、今回の動画では「ワンダーミュージアム」と「動物園」に焦点を当てています。
登場するファミリーが向かう場所を視聴者が選択することで、擬似的にそれぞれの施設を体感することが出来ます。
「受動的に視聴する」だけの通常の動画に、「能動的に触れる」というインタラクティブな要素を加えることで、子供と一緒に楽しみながら視聴出来る動画になっています。
インタラクティブ化のポイント
Webサイトに近い構造
今回の動画では、MILを用いることで動画をWebサイトに近い構造にし、動画内の回遊性を高めています。
例えば上記画像のように、Webサイトではお馴染みの「メニューバー」ボタンを画面右上に常時表示することで、「動画内の見たいシーン」へと簡単に移動出来るようになっています。
Webサイトでサイト内の回遊性を意識するように、インタラクティブ動画では動画内の回遊性を意識することで、視聴時間の向上に繋がります。
①メニューバー
メニューバーをタップすると、上記画像のように施設内スポットの画像が表示され、画像をタップすることでそれぞれの動画が再生される仕組みになっています。
「動画内リンク機能」と「終了画面機能」を工夫して用いることで設計されています。
②場面切り替え
「"W"onder Museum(ワンダーミュージアム)」と「"Z"oo(動物園)」の頭文字を取った、「W」「Z」というボタンを設置することで、視聴者は「ワンダーミュージアム」と「動物園」を簡単に行き来できるようになっています。
こちらには「ストーリー分岐機能」を用いられています。
ポップアップで詳細を補足
イベントを行っている時間や料金などテキストで補足したい情報を、ポップアップ機能を用いて追加しています。
ポップアップ機能は画像やテキストによる補足以外にも、GoogleMapを埋め込み施設へのアクセスを紹介する、などといった使い方もできます。
レポート機能で効果計測
MILではレポート機能を用いることで、視聴時間や視聴端末だけでなく、動画内に設置した「どのインタラクション」が「何回」タップされたか等、「視聴者が動画内で取ったアクション」も詳細に計測できるようになっています。
そのため、Webサイトのように詳細な効果計測を行い、データに基づいてクリエイティブを改善していくことが可能です。
実際の効果
今回の動画では、以下のような結果になりました。
・インタラクション率 294%
・平均滞在時間 167秒
※ 視聴データは5ヶ国語合算
平均して、一人当たり3回は視聴中に、動画に触っていることが分かります。
また、繁体字(香港、台湾)による視聴が特に多く、その視聴回数は日本語による視聴回数を上回るほどでした。
まとめ
今回の動画を通して、インタラクティブ動画は、海外の方にも問題なく視聴していただけることが分かりました。
インタラクティブ動画では、それぞれのニーズに合わせた動画を楽しみながら視聴してもらうことが出来るため、より高い集客効果が期待できます。
また、MILを活用することで視聴者が「どのように動画を視聴しているのか」を知ることができるため、動画による効果を詳細に可視化することも可能です。
「動画コンテンツの活用を考えている」、「活用しているものの効果が出ているのか分からない」という方は、MILの活用をご検討してみてはいかがでしょうか?