【え、CPAが半分に!?】勝てるD2Cインタラクティブ動画活用事例|フロアスタンダード様インタビュー

インタラクティブ動画入門ガイド

今回は、主に「D2Cマーケティング領域」においてインタラクティブ動画を活用している、株式会社フロアスタンダード様にインタビューをさせていただきました。

株式会社フロアスタンダード

会社概要

WEBマーケティングの最先端を走るトップランナーであり続けること。

引用:フロアスタンダード 企業サイト「VISION」

2016年11月に設立。D2Cマーケティングに特化しており、「広告」「SEO記事」「ECサイト」「CRM」の全てを自社で運用することで、ユーザーとの初回接触から購入後のサポートまで一気通貫で行っています。

YOU TOKYO

あなたの生まれ持った「個性」を大切にしてほしい。
天然パーマ=コンプレックスという世の中の考え方を変え、自分の髪質に誰もがポジティブに向き合えるように。

引用:YOUTOKYO 公式サイト

フロアスタンダード様の持つ自社ブランド。くせ毛に悩む人へ向けたシャンプー、ヘアオイル、ワックス等を取り扱われています。

高松 悠様

株式会社フロアスタンダード 代表取締役

MIL導入の経緯について

山田:それでは本日はよろしくお願いします。

高松様:よろしくお願いします。

山田:早速ですが、MIL導入の経緯についてお伺いさせてください。

「自由度とエンタメ性」に惹かれた


高松様:私たちはD2Cマーケティングをやる上で、ユーザーとの初回接触から購入後サポートまでを一気通貫で行えるよう、広告、SEO記事、ECサイト、CRMの全てを自社で運用しています。

また、これら各チャネルでの接触を「接客機会」だと考えていて、それぞれの接客機会には「ユーザーを納得させるコンテンツ」を置くことを意識しています。

インタラクティブ動画は、動画表現の「自由度」と「エンターテイメント性」の高さから、この接客の質を高める一つのツールとして非常に魅力的だと思い、導入を決めました。

山田:ありがとうございます。確かに「接客」という意味では、視聴者のニーズに応じたコンテンツを提供できる「インタラクティブ動画」をお選びいただく事が多いです。

「商品・サービス理解の促進」に期待

高松様:あとは、「商品・サービス理解」を促進させるツールとしても魅力的だと思いました。

というのも、広告とかLPに書いてある情報をユーザーは「ほぼ読まない」んですよね。仮に読んでいてもあまり理解してもらえていない場合が多いです。

そのため、「商品・サービス理解を高める」という面で、情報量の多い「動画コンテンツ」を基としたインタラクティブ動画は有効なんじゃないか、と思ったのも導入を決めた理由の一つです。

D2Cにおける「インタラクティブ動画」の効果とは


山田:フロアスタンダード様は、D2C領域に特化して「インタラクティブ動画」をご活用いただいているということなので、この辺りについて詳しく聞かせていただけると嬉しいです。

高松様:ここについては、事例を交えてご紹介しようと思っています。

ですがその前に、まずは私たちがD2C施策に取り組んで分かった「D2Cにおけるインタラクティブ動画活用の結論」からお話しいたします。

インタラクティブ動画の持つ「3つの優位性」

高松様:D2C施策におけるインタラクティブ動画の活用には、「3つの優位性」があることが分かりました。

①商品・サービス理解の促進

1つ目は、先ほど少しお話ししましたが、「商品・サービス理解の促進」です。

やはりテキストベースの記事では「読んでもらえない」「理解してもらえない」ことが多いのですが、インタラクティブ動画では、ユーザーのニーズに合わせて動画で情報提供できるため、この点が非常に優れていました。

②広告なのにブランディングができる

2つ目は、「広告なのにブランディングができる」という点です。

こちらについては、後で事例を交えてお話しします。

③UGCを生みやすい

3つ目は、「UGC(User Generated Content)を生みやすい」。つまり口コミが増える、という点です。

インタラクティブ動画は、エンターテイメント性の高いコンテンツなので、通常のコンテンツよりもユーザーによるシェアが増えます。SNSが広く普及した現代では、この点は大きな優位性になります。

山田:ありがとうございます。めちゃくちゃ魅力的なまとめ方ですね、、、今後MILでも使わせてもらいます(笑)。

それでは続いて、実際のお取り組み事例についてお伺いしていきたいと思います。

活用事例①「記事LPの代替」として活用

動画の紹介

 
男性用の肌ケア商品「デニーロ」を紹介、動画の後半にはキャンペーン価格での購入を促しています。

動画はユーザーがタップで回答する「クイズ動画」になっており、設問を通じて購買意欲を高める仕様になっています。

◎活用方法

YouTube「TrueView広告」の遷移先に、上記のインタラクティブ動画を設置。

「TrueView広告→"インタラクティブ動画"→クライアントLP」という流れになっており、記事LPの代替コンテンツとして活用しました。

結果は「大スベり」

高松様:早速ですが、こちらは盛大にスベった事例です(笑)。コンバージョンが全然取れませんでした。

ただこの失敗が後に活きてくるので、敢えてご紹介させていただきます。

山田:この動画は失敗だったんですね。僕らとしては、最初にこの動画を見た時に「ヤバイなこれ」と思いましたよ。

「動画内リンクを活用したクイズ動画」というのが斬新で、最初からこんなに上手く機能活用している方はなかなかいないので、制作能力の高さを感じました。

「ユーザー教育」が不十分だった

山田:ちなみに「失敗だった」というこちらの動画ですが、「敗因」はどこにあったと思いますか?

高松様:「ユーザー教育が不十分だった」という点にあると考えています。

というのも、これはネイティブアドでの活用なので「潜在層」に向けた取り組みになります。

なので、記事LPも一緒なんですけど、コンテンツ内で「どれだけユーザーに欲しいと思わせるか」という、「ユーザー教育」みたいなものが必要になってきます。

この動画ではその点が不十分だったことで、コンバージョンに至らなかったのではないか、と予測しています。

活用事例②「プレゼントキャンペーン動画」として活用

動画の紹介

 
フロアスタンダード様の自社ブランド「YOU TOKYO」による整髪料の紹介動画。

「なりたいヘアスタイル」をユーザーがタップで選ぶ「診断動画」になっており、最後には動画上から「プレゼントキャンペーン」に応募できる仕様になっています。

◎活用方法

「フォロワー獲得施策」として、インスタグラム上にて広告配信。

「視聴→キャンペーン応募→インスタフォロー」までをMIL機能を用いてシームレスに行っています。

「KPIの敷居」を下げて検証

高松様:先ほどの失敗事例から、単純に「KPIの敷居を低くしてみよう」と考え、「キャンペーンに応募する」「インスタをフォローする」といった、敷居の低いアクションに繋げるインタラクティブ動画を作りました。

山田:ぜひ詳しく教えてください。

「フォーム機能」が大活躍

高松様:この施策で活躍したのが「フォーム機能」です。

動画上で開く「フォーム」にそのまま入力して終わり。しかも、サンクスぺージからワンタップで「インスタフォロー」に誘導できる。

この動画内でキャンペーン申し込みを完結出来てしまう「フォーム機能」は、本当に凄いと思いました。


※左:フォーム画面、右:サンクスページ

応募者の回答管理についても、MILさんのレポートでまとめて確認できる上、CSVで簡単に落とせるので凄く助かりました。

山田:めちゃくちゃ使いこなしていますね(笑)。ばっちり「フォーム機能」を活用していただいて、ありがとうございます。

フォロワー獲得単価は「50円」に

山田:こちら、目的である「フォロワー獲得」の面ではどうでしたか?

高松様:予算を15,000円くらいとして、5日間広告回したところ、フォロワー300人獲得出来ました。

獲得単価で言うと、1フォロワー50円前後なので、かなり良い数字だと思います。

インスタ経由の売り上げが伸びる

高松様:あと面白いのが、この広告を回している間、インスタ経由での商品売り上げが伸びたんですよ。

先ほどいった「広告なのにブランディングができる」というのは、ここで感じました。

無名ブランドなら尚更ですが、本来「広告」は嫌われるはずなんです。でもインタラクティブ動画では、その「エンターテイメント性」の高さから、ブランディングとしての効果も発揮し、結果売り上げの向上にも繋がった。

この大きな発見ができた上、売り上げで広告予算も回収、目的のフォロワーも増えるという凄く良い施策になりました。

活用事例③「LP埋め込み」

動画の紹介

 
フロアスタンダード様の自社ブランド「YOU TOKYO」によるシャンプー&トリートメントの紹介動画。

ユーザーは興味に応じて、「商品のテクスチャ」「美容師さんによる使用動画」など、知りたい情報をタップで得られる仕様になっており、動画内には初回割引を適用した「購入ページへのリンク」が設置されています。

◎活用方法

記事LP後の、商品LPに上記インタラクティブ動画を埋め込むことで活用。

購入までの「あと一歩」を後押し

山田:この動画は「商品LP」に埋め込んだということですが、どういった意図があったんでしょうか?

高松様:購入を目前に「もっと商品のこと知りたい」「知った上で納得して買いたい」というユーザーに対する受け皿として活用しました。

人によって異なる「ちょっとした疑問」をポップアップで補足したり、使用方法や、口コミなどをユーザーのタップに応じて提供することで、「購入までのあと一歩」を一押しするコンテンツになっています。

既存動画で「ハイクオリティー」に

山田:ちなみに使われている動画って、一から制作しているんですか?

高松様:一から撮影とかはしていないです。既存の動画からベストなものを選定し、組み合わせて作りました。

MILさんを使って「インタラクティブ動画」に仕上げると、ガッツリ編集しなくても「既存素材の組み合わせ」でクオリティー高く見せられるので、とても助かっています(笑)。

ユーザーは「始めから終わりまで見たくない」

山田:テンポ感が良くて、飽きずに見られる動画だと凄く感じたのですが、制作時に意識していることはありますか?

高松様:そもそも「始めから終わりまで見たいユーザー」はいないと考えて制作しています。やっぱり「飽きたら飛ばせる」のがいいと思うんです。

インタラクティブ動画の良いところは、ある程度見たら「ポンポンと気持ちよく次のシーンに飛ばせる点」なので、ここをフル活用して作っています。

山田:確かにこの動画は「ほぼ常に触れる状態」になっていますね。

インタラクションを通じて、「飽きずに見られる動画」を実現していただいているということですね。

CVR2%改善、CPAは半分に。

山田:数字から見る結果としてはどうだったんでしょうか?

高松様:「インタラクティブ動画なし」と「インタラクティブ動画あり」で全く同じLPを作って広告を回したところ、インタラクティブ動画ありのLPは「CVR2%が改善、CPAは半分」になりました。

しかも今回は、掲載媒体が「ニュースアプリ」でした。ニュースアプリは「文字を読むユーザー」が多いので、動画との相性はあまり良くないんですよね。

それでもこれだけの結果が出たので、「インタラクティブ動画」はどの媒体でも通用するんじゃないかなと思っています。

使って分かった「MILの強み」

山田:3つも事例をご紹介いただき、ありがとうございました。

最後に改めて、使って分かった「MILの強み」を教えていただけると嬉しいです。

動画を飽きさせない「拡張性の高さ」


高松様:動画を飽きさせない「拡張性の高さ」ですね。

タッチポイントを自由に置いて、ポップアップで情報を補足できたり、動画内でフォームを立ち上げたり、クーポンを設置したり、ストーリー分岐させたり...など。

このとにかく幅広いインタラクティブ機能が、「MILの強み」の一つですね。

「レポート機能」で数字と向き合う

高松様:あと、MILといったら「レポート機能」です。めちゃくちゃ使っています(笑)。

山田:数字で動画を見てるだけありますね(笑)。ありがとうございます。

ちなみに、どういった項目を見られているんですか?

高松様:「再生率」の計測から「コンバージョン」の計測、あとはタップポイントごとの「インタラクション数」なんかも見ています。

例えば「ストーリー分岐」でいうと、置いた選択肢の中でどれが一番選ばれるかを見ることで、ユーザーがどんなコンテンツに興味を持っているのかを把握するのに役立てています。

優秀なコンテンツを「簡単に作れる」

高松様:あとは最初に話したように「インタラクティブ動画」は、サービス理解に強かったり、UGCを生みやすかったりと、純粋にコンテンツとして優れているんですよね。

こういった優れたコンテンツを、動画さえ持っていれば簡単に作れてしまうというのも、MILの大きな強みだと思っています。

山田:「誰でも・素早く・簡単に」をテーマとしてやっているので、使用感を褒めていただけると凄く嬉しいです。

本日は、貴重なお話をどうもありがとうございました。

まとめ

今回は、株式会社フロアスタンダードの高松様にインタビューさせていただきました。

フロアスタンダード様は、「D2C×インタラクティブ動画」をテーマとし、下記のようなお悩みを解決していきます。

・広告費が高騰して、新規獲得が伸び悩んでいる
・定期購入の継続率をもっと伸ばしたい
・認知・PR、ブランティングの施策で新しい事を試したい

記事を見て、「D2Cにおけるインタラクティブ動画活用」にご興味を持っていただけた場合は、ぜひフロアスタンダード様にお問い合わせください。

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MILであれば、インタラクティブ動画を素早く編集でき、動画配信後の測定結果はレポート画面より確認できます。インタラクティブ動画の制作から運用まですべての機能をプラットフォーム化し、動画PDCAを回します。