「新しい”視聴体験”をつくる」CEO光岡が語るインタラクティブ動画「MIL」とは。

今回は、MIL株式会社、代表取締役CEO 光岡 敦に、「インタラクティブ動画」と「MIL」について語ってもらいました。

「新しい”視聴体験”をつくる」と語る、彼の真意に迫ります。

挨拶

編集部:それでは、今日はよろしくお願いします。

光岡:よろしく!

編集部:今回は二度目の資金調達を完了し、スケールに向けて新たに動き出した「MIL」について、改めて聞いていきたいと思います。

経歴について


ーーまずは、光岡さんの経歴について教えてください。

光岡:まず新卒で入ったのはWebコンサルティングのベンチャー企業。そこでは、Webディレクターとして毎日鬼のように働いてたね(笑)。

その後に26歳で、その会社のグループ会社を立ち上げて取締役になったんだけど、ここで取締役として会社経営を学んだり、新規事業を何本も立ち上げたりする事で、後に役立つ経験を沢山積んでいった。

その後、独立して2社目を創ったんだけど、そこで新規事業として立ち上げたのがインタラクティブ動画の「MIL」で、後に分社化して設立したのが「MIL株式会社」っていう感じだね。

編集部:なるほど。改めて聞くと、20代の頃から会社経営をしていたり、新規事業の立ち上げを複数行っていたりと、若くして多くのことを経験されていたんですね。

インタラクティブ動画について

なぜインタラクティブ動画?

ーー「自社の新規事業としてMILを始めた」とのことですが、どうして「インタラクティブ動画」を始めようと思ったのでしょうか?

光岡:理由は二つあって、一つ目は高校生の時の原体験。当時流行ってたドラマの「主人公が着てたジャケット」が欲しかったんだけど、ブランド名も、どこに売ってるかも分からなくて買えなかったんだよね。

買えてる人は、ファッションに詳しい知り合いに聞いたり、専門誌で情報得たりと、調べて探してた。この「商品を調べて探さなきゃいけない」ことの不便さが、一つ着想のきっかけとしてあったかな。

編集部:インターネットが広く普及した今でも、「検索」は必須ですよね。動画内の商品に直接タップ出来れば、検索を挟まず簡単に見つけられるようになりますね。

光岡:二つ目はビジネス的な背景から、「インタラクティブ動画が来る」と感じたから。

通信速度が早くなったことで動画広告が増えてきていたり、技術的な問題からHTML5をブラウザ側からスムーズに読み込めるようになったり、あとは画面に触って操作する「スマートフォン」が普及したこともかなり重要だね。直接画面に触るスマホインタラクティブ動画の親和性は凄く高いから。

加えて、通常の動画には「課題がある」とも感じてたから、インタラクティブ動画はその「課題解決」としても効果的だと思って始めた。

動画の課題

ーー「動画には課題がある」とのことですが、その点について詳しく教えてください。

光岡:動画には、「IT化が全く進んでいない」という課題があると考えていて、細分化すると「①視聴で終わってしまう」「②取得データが少ない」「③改善ができない」の三つになるね。

IT化が進んでいないせいで、動画ではWebサイトのような「PDCAを意識した運用」が出来ていなくて、納品して終わりになってしまっていることを課題だと考えてる。

編集部:なるほど。確かに動画施策では、その動画から実際に「どれくらいの人が購買に至ったか」などの具体的な効果は見えないですよね。

インタラクティブ動画による課題解決

ーーインタラクティブ動画を使うことで、こういった課題はどのように解決されるのでしょうか?

光岡:まずは「①視聴で終わってしまう」の部分だけど、ここは動画内に様々な「仕掛け」を組み込むことで、視聴で終わらず、「次のアクションに繋げられる」動画を制作出来るようにしている。


※写真:DNPコミュニケーションデザイン様事例動画|動画終了時にエントリーページへ誘導している

編集部:なるほど。視聴後アクションの導線まで設計することで、視聴で終わらないようにしているんですね。

光岡:そうだね。残りの「②取得データが少ない」「③改善ができない」は繋がっていて、「”取得データが少ない”から”改善出来ない”」って意味なんだけど、MILでは「どの商品が何回タップされた」とか、「何人が購入ページに遷移した」みたいな、「動画内アクション」を計測可能することで、通常の動画よりも圧倒的に多い視聴データを取得できるようにしてるんだよね。


※写真:実際のMILレポート画面

他にも、動画視聴から購買に至った数、いわゆる「コンバージョン数」も取得出来たりするから、通常の動画よりも具体的な改善案が出せる、って話なんだけど、この辺話すと熱くなっちゃうからこのぐらいにしとくわ(笑)。

編集部:MILの話になると止まらないので、より詳しく聞きたい方はお問い合わせをお願いします(笑)。

MILについて

なぜ制作ツールなのか?

ーー国内でも「インタラクティブ動画に関する会社」はいくつかあると思いますが、MILとの違いについて教えてください

光岡:他社さんとの大きな違いは、「インタラクティブ動画の制作」ではなく、「インタラクティブ動画制作ツールの提供」をしてるっていうところかな。

一応、インタラクティブ動画の制作も受けるんだけど、その時は、MILを使ったインタラクティブ動画の制作経験がある「クリエイティブパートナー様」をお客様に紹介して、彼らと協力して制作を行ってる。というのも、インタラクティブ動画の設計は非常に大事な工程で、ここの品質は必ず担保したいと思ってるから。

でも、メインはツール提供及びそのサポートと決めている。

編集部:なるほど。制作はパートナーの制作会社様を紹介して受けつつも、あくまでメインは「ツール提供」とのことですが、なぜツール提供にこだわっているのでしょうか?

光岡:ここは凄く大事なポイント。さっきも少し触れた通り、現状動画って「納品して終わり」になってしまっているんだけど、インタラクティブ動画でも同じで、受託制作だけだとインタラクティブ動画を納品して終わりになってしまう。

でもこれだと、課題の根本的な解決にはならないから、「インタラクティブ編集機能」「効果計測機能」も含めた「MIL」というツールごと提供することで、ノウハウを持ったMILチームのサポートを受けながら、それぞれのKPI達成に向けて、インタラクティブ動画で計測・改善を繰り返せるようにしてる。

編集部:制作ツールの提供を行うことで、「納品して終わり」というよりもむしろ、「納品してから始まる」サービスにしているんですね。

SaaSモデルのメリットとは?

ーーツール提供の中でも、MILはクラウドを通じてサービスを提供するSaaSモデルを採用していますが、SaaS利用のメリットを教えてください。

光岡:「導入が簡単」とか、「どの端末からでも使える」みたいな、SaaS特有のメリットも勿論あるけど、やっぱり「MILチームによるサポート」が最大のメリットかな。

買って終わりの「買い切り」ではなく、導入してから始まりの「SaaS」だからこそ、MILチームが普段からコミュニケーションを取りながら、年間を通して「それぞれの成功」に向けてガッチリとサポートできている。

編集部:MILをただの「ツール」としてだけでなく、「コンサル」としても活用できることが、SaaSで利用するメリットになるんですね。

光岡:あとは、変更をリアルタイムで反映できるってところもポイントだね。例えば、タグデザインを変更してタップ率の上昇を図ったり、離脱の多い地点にタグを追加して離脱率を下げたり、みたいな動画の改善を「運用中」にガンガン行える。

編集部:Webサイトのような「A/Bテスト」も動画で簡単に出来るわけですね。

光岡:他にも、MILは凄いスピードで開発も進んでるから、「気付いたら新機能が追加されてる」みたいな楽しみも、SaaSならではかも(笑)。

まあとにかく一度使ってもらえれば、SaaSでMILを運用するメリットはわかってもらえると思う。

現在の導入実績

ーー現在MIL導入企業様には、どういった活用をしてもらっていますか?

光岡:本当に様々な使い方をしてもらってるけど、分かりやすいので言えば「動画コマース」とかかな。動画内の商品をタップすると、ポップアップで詳細が表示される、みたいな。一つの動画から複数商品を紹介できて、しかも動画上からそれぞれの商品ページに飛べる、っていう形が一つのパターンになってる。

この使い方を「動画カタログ」って呼んでいて、視聴者は動画の中で比較検討まで済ますことが出来るんだよね。動画上から商品ページに直接飛ぶと、イメージと異なった場合そこで離脱に繋がるから、基本的に一度ポップアップを挟む「動画カタログ」の形を推奨している。


※写真:インセクトコレクション様事例動画|商品をタップすると詳細がポップアップで表示される

あとはO2O施策としての「施設紹介動画」なんかで、「擬似体験」をコンセプトにしたインタラクティブ動画も多く制作してもらってるね。擬似体験動画では、「受動的に動画を視聴する」だけじゃなくて、画面に触りながら「能動的に動画を楽しめる」ことで、「記憶に残りやすいコンテンツ」を制作できるのが魅力だと思う。


※写真:沖縄こどもの国様事例動画|子供と一緒にレジャー施設を”擬似体験”できる

編集部:なるほど、ちなみに最近一番多くお問い合わせをいただくジャンルとかあったりしますか?

光岡:最近一番盛り上がってるのは、「採用動画」だと思う。就活生のみんなは、職場の雰囲気とか先輩の様子みたいな「テキスト+静止画」じゃ伝わりづらい定性的な情報を求めているから、定性的な情報を伝えられる「動画コンテンツ」は最適だと思う。

中でもインタラクティブな採用動画は、要所で視聴者に選択を促すことで「社員の一日を体験」出来たり、視聴完了時にフォームを表示してシームレスにエントリーページに導いたりと、採用領域での活用と抜群に相性が良いから、有難いことに大好評だね。

ストーリー分岐
※写真:エムフロ様事例動画|新米エンジニアの一日をインタラクティブ動画で体感できる

インタラクティブ動画とMILの未来について

今後想定される利用シーン

ーー今後インタラクティブ動画は、どういったシーンで利用されるようになると思いますか?

光岡:「HowTo系の動画」は増えていく気がするなあ。

実際に今、「社内マニュアル」「機器の使い方」を一方的に伝えるんじゃなくて、見ている人の状況に応じて選べるようにインタラクティブ動画で表現する、っていう使い方も増えてきているんだけど、こういう「何かを教える」ということに関しては、インタラクティブ動画の持つ「双方向性」が活かされる領域だと思う。

今後MILでやろうと思っていること

ーー今回二度目の資金調達を完了したわけですが、今後はどういったことを行おうと考えていますか?

光岡:「MA(マーケティングオートメーション)ツールとの連携」を今、早速進めてる。実装後は「誰が」がタップしたかという個人の特定も可能になるから、今までは「コンシューマー向けのコンテンツ制作」がメインだったと思うけど、これからは「BtoB領域での活用」も増えていくと思う。

あとはインフルエンサーなどの使用を想定した「コンシューマー向けアプリ」の開発も考えている。インタラクティブ動画を使った動画施策を個人でも出来るようにしていきたい。

MILの見据える「未来」とは

ーーMILを通じてどんな「未来」を創っていきたいと考えていますか?

光岡:MILで実現したい未来は、「新しい”視聴体験”をつくる」こと。もっと具体的に言えば、「動画に触ることを当たり前にする」こと。

MILの想いと、5Gを始めとした環境変化と重なることで、スマホ時代におけるユーザーの視聴体験を変えることが出来ると思ってる。

光岡からメッセージ

導入をご検討されている皆様へ

動画の利用は既に増加傾向にありますが、5Gの普及後には更なる伸びが予測されています。

動画施策をお考えの際には、通常の動画だけではなく、MILを用いてインタラクティブ動画を運用していくことも、選択肢に入れていただけましたら幸いです。

また、2019年11月29日には、「インタラクティブ動画」をテーマにしたリアルイベント「MILアカデミー」も開催いたしますので、ご興味を持っていただけた方は、ぜひいらして下さい。

MILで一緒に働きたいという皆様へ

19年9月末に1.3億の資金調達を終え、僕たちは「MIL」というプロダクトに確かな手応えを感じています。

19年12月にはオフィス移転をして、10名未満の会社をこの1、2年で25名弱の組織にしないといけませんが、スタートアップの醍醐味はまさにここです。

通常ならカオスな状態になるけど、過去の経験や現メンバーがいれば乗り越えられると思っています。

こういう事にワクワクしてくれる人と、一緒に強みを補完しあって高めあえたら最高だと思っているので、一緒にMILを通して「新しい視聴体験をつくりたい」という方は、ぜひご連絡ください。

まとめ

今回は弊社、MIL株式会社の代表である光岡に、「インタラクティブ動画」と「MIL」について語ってもらいました。

「MILを導入してみたい」という方、また「MILを一緒に広めていきたい」という方は、下記リンクよりお問い合わせいただけますと幸いです。

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「新しい視聴体験を創造する」をミッションとして掲げているMIL株式会社には、インタラクティブ動画に関する様々なデータが日々蓄積されています。お問い合わせ頂いた方には、当ブログでは公開していない資料を無料配布させていただきますので、ぜひ以下よりお気軽にお問合せください。