今回は、株式会社Kaizen Platformの大塚様、多田様にインタビューをいたしました。
株式会社Kaizen Platform
ヴィジョン
KAIZENとは、継続的な改良を意味し、変化に対応することであり、変化そのものだと考えます。
我々は、人の創造性を信じています。だからこそデータを最大限に活用し、人々がその可能性を発揮できる基盤を提供することでインターネット産業全体の成長に貢献したい。
同じビジョンに熱狂し、鼓舞し合える仲間とともに我々は、世界をKAIZENしていきます。
大塚 宥吾様
Kaizen Video事業部 カスタマーサクセスグループ グループマネージャー
多田 朋央様
ソリューション事業部 セールスグループ グループマネージャー
MIL導入の経緯について
一條:それでは、本日はよろしくお願いいたします。
大塚様、多田様:よろしくお願いします。
一條:早速にはなりますが、「MIL導入の経緯」についてお伺いさせてください。
MILの導入は「即決でした」
大塚様:元々知り合いの会社がMILを使っていたので、存在はその会社経由で知りました。
「動画に触れる」とか「ストーリーが変わる」といった、いわゆるインタラクティブ動画を初めて見たということもあって、最初会社が沸きました(笑)。
直感的に「これはイケる、売れるでしょ」と感じましたね。
あと、僕らは「一回やってみて失敗だったらやめれば良くない?」という考えなので、そういった社内文化も相まって、MILの導入は即決でした。
一條:ありがとうございます。当時、御社に実際にお伺いした弊社の代表からも、初訪1分後に「即決だった」と聞いていましたが(笑)、そういった背景があったんですね。
「世界観を崩さない」UXに着目
一條:インタラクティブ動画に関して、具体的にはどういった活用方法を考えていたんでしょうか?
大塚様:元々僕らはFacebookとか、YouTube用の「広告動画」のみを提案していたのですが、MILを使って動画広告の遷移先も「動画」で制作すれば、遷移後も元の世界観を崩さずに進められると思ったんですよね。
そういった形で、インタラクティブ動画を「広告のランディング先」として活用しようと考えていました。
一條:「世界観を崩さない」というUX(ユーザーエクスペリエンス)を意識した活用意図だったんですね。
数字を「ガラッと変える」打ち手に
多田様:活用方法で言えば、勿論「Webサイトの数字改善」も考えていました。
僕らはサイト改善を長いこと行っているんですが、継続していただいているお客様の場合、結構手を打ち尽くした感があったんですね。徐々に変更点が小さくなり、数字の変化も小さくなる感じです。
そのため、数字を「ガラッと変える」打ち手としてMILを提案する、というのも一つ具体的な用途として考えていました。
一條:仰る通りで、Webサイト上でのインタラクティブ動画活用によって、申込率などの目標数値を大きく改善する事も出来ますよね。
提案について
一條:MILを使ったインタラクティブ動画を、どういった課題を持った方にご提案されているのか、お伺いさせてください。
MILが「効果改善」に役立つ時
多田様:前提として、「MILを売ろう」と思って提案している訳ではなく、「MILが役立つ」と思った時に提案しています。
その中でも、やはり「効果を上げたい」という課題に対しての提案が多いですね。先ほどお話ししたような「MIL動画をサイトに埋め込んで数字を向上させる」、といった具合ですね。
一條:私たちも直でお客様にご提案する際は、やはり「効果改善」の文脈が多いですね。
動画の効果を細かに可視化できる「レポート機能」がMILの強みということもあり、数字と向き合うにはMILが向いていると私たちも自負しています。
とにかく「色々試したい」時
多田様:あとは、「多くのバリエーションを試したい」という場合に、MILを手段の一つとして勧めることがありますね。
一條:色々な手法を試したい方からのニーズは私たちも感じています。弊社でも、「広告主からインタラクティブ動画を試したいと要望があった」という代理店様からのお問い合わせは増えていますね。
ちなみに、インタラクティブ動画を提案した時の、お客様の反応はどうでしょうか?
多田様:とにかく色々試したい方は「新しいもの好き」な方が多いので、反応はかなり良いです。以前提案した銀行系のお客様は感動してました(笑)。「何これ?すぐやろう」って。
加えて、そのお客様の課題が「サイトのCVRを上げたい」というもので、まさに先ほどいった「ガラッと変える打ち手」を探していたこともあり、かなり刺さっていました。
制作について
一條:続いて、インタラクティブ動画の制作についてお伺いできればと思います。
動画自体は、御社のプラットフォームに登録しているクリエイターさんが制作されているかと思いますが、MILの編集はどなたが行っているんでしょうか?
教えれば「小学生でもできる」
大塚様:弊社のCS(カスタマーサクセス)部門にいるディレクターが、MILを使って編集してます。
一條:MILの「使い心地」とかって何か言われていましたか?
大塚様:めちゃくちゃ良いって言ってましたよ、「最高」って(笑)。
僕たちはIT系の企業なので、元々ITリテラシーが高いこともあり、MILの使用に関する苦労とかは一切なかったです。
そもそもITリテラシーなくても、正直MILの編集に関しては、教えれば「小学生でもできる」と思います(笑)。
一條:良い例えありがとうございます(笑)。MILは「誰でも・素早く・簡単に」をテーマにしているので、使用感を評価していただけるのは嬉しいです。
設計の「勝ちパターン」が欲しい
一條:逆にインタラクティブ動画制作において「ここが難しい」みたいなことってありますか?
大塚様:操作は簡単なので、どちらかというと難しいのは「ストーリー設計」の部分ですね。「どういった選択肢を置くか」とか、「分岐後は何層にするか」といった部分です。
一條:なるほど。ストーリー分岐動画で使用する、いわゆる「遷移図」の作成はKaizenさんが行われているんですか?
画像:遷移図のイメージ
大塚様:そうですね、僕らがやっています。なので制作の形としては「僕らが設計をして、クリエイティブチームが動画にする」という感じです。
そのため、設計している僕たちからの要望としては、MILさんにストーリー設計の「勝ちパターン」を見つけて欲しいです(笑)。
一條:ご要望ありがとうございます(笑)。ストーリー動画の制作経験がある方はまだまだ少ないので、「設計」に関してはMILでも力を入れてサポートしています。
「動画を回遊させる」という、いわばwebサイト×動画のハイブリットにあたる知見を貯めて頂けると、これが貴社で貴重なナレッジにして頂けるのではないかと思います
他にも勝ちパターンのヒントを得られるよう、「分岐動画ごとの視聴率を計測可能にする」など、機能改修を積極的に行ってきた実績もありますので、今後も管理画面の使いやすさは、喜んでいただけるよう常に追求しますね。
Kaizen Platformが勧める「MILの使い方」
一條:Kaizenさんが勧める、「MILの効果的な使い方」「MILが役に立つジャンル」などがあれば、ぜひ教えてください。
「紙のマニュアル」が狙い目
多田様:ジャンルとして一つ、めちゃくちゃ狙い目だと思うのは「マニュアル系」ですね。
紙のマニュアルをインタラクティブ動画に置き換える。携帯のセットアップとか、機材の組み立てとかです。
やっぱり紙で見るのと、動画で見るので言ったら、絶対に「動画」の方が分かりやすいんですよ。さらにMILなら「対話式の動画」で分からないことに合わせて、的確に情報を伝えられる。
一條:確かに。自分も新しいスマホとかカメラとか買った時、結局YouTubeで調べて「動画」で使い方を学ぶことが多いです。また、仰る通りでインタラクティブ動画なら、自分の知りたい情報にすぐにたどり着ける点も魅力ですね。
多田様:あとはコストカットの面でも相性がいいと思います。例えば携帯のマニュアルだと、仕様が変わるごとに全部刷り直しているので、結構なコストがかかってるんですよね。
なので、「MIL+Kaizenなら秒で終わります」と案内しています(笑)。
一條:ありがとうございます(笑)。確かにMILなら、URLは同一のまま中身の動画を差し替えられるので、内容更新のコストはかなり削減できますね。
誰でも使える「営業資料」に
大塚様:あとは、「営業DX(デジタルトランスフォーメーション)」の一環として、営業活用も勧めていました。
例えば「商材が多すぎて営業マンが上手く売れない」という課題を持ったBtoB系の企業様がいらしたので、「お客様に自社の課題をタップしながら視聴してもらうと、最後に課題解決にぴったりな商材の紹介動画が流れる」というインタラクティブ動画をサンプルで作りました。
あとは営業マンが商談時にタブレットを持ち込み、動画に合わせて商材を紹介すれば、「誰でも最適な商材をお勧めできます」という形で、営業資料としての活用を勧めましたね。
一條:そんな新しい使い方までされていたんですね…。インタラクティブ動画の営業活用、めちゃくちゃ良いです。
大塚様:これをスドケンさん(Kaizen Platform代表)がタブレット持って、「こうやって営業すれば良いんですよ!」とお客さんに紹介したりしてましたよ(笑)。
一條:それめっちゃ嬉しいです(笑)。当時はあくまでオフラインでの活用だったと思いますが、Webサイトに置いておけばオンライン営業も出来ますね。
まとめ
今回は、代理店としてMILをご活用いただいている、株式会社Kaizen Platformの大塚様、多田様にインタビューをさせていただきました。
柔軟な発想で様々な使い方を考え、実践していただけるKaizen Platform様のインタラクティブ動画に、MILスタッフ一同、今後も期待しております。
MILでは無料会員登録をしていただくことで、実際にインタラクティブ動画を制作できますので、新たなインタラクティブ動画の活用アイデアをお持ちの方は、是非一度お試しください。